箱根から山道ドライブをしながらまずは修善寺へ向かいます
伊豆半島ほぼ半周旅のスタートは箱根を選びました。
箱根ターンパイクをドライブして修善寺へ向かうルートです。
今回のドライブコースはこんな感じで、伊豆半島を真ん中から河津、下田まで下り、西伊豆の海岸沿いを走りながら沼津方面へ抜けていきます。
箱根ターンパイクは霧の中の走行
箱根ターンパイクは有料のドライブウェイになります。
料金所で料金を現金で払い、意気揚々と箱根ターンパイクに入りました。
途中の駐車場からの箱根の風景を写真に撮りながらのドライブだったのですが、あいにくの雨。
最初は側道に雪が残る道を雨模様の中走っていました。
だんだん標高が上がっていくごとに霧が濃くなってきました。
交通量はかなり少なかったので気持ち的に楽でしたが、山頂付近のドライブインに到着する頃には雨、強風、霧という悪条件が重なり、外にも出れる状況でなかったので早々に峠を下りることになりました。
晴れた日には富士山が見れたりして、かなり気持ちのいいドライブコースになっていたと思います。
伊豆半島の中央を南下して修善寺へ
箱根ターンパイクから峠を越えると、修善寺までは新しい道がいくつかできていて、1時間程度で修善寺に到着することが出来ました。
修善寺に1泊するためホテルにチェックインしてから修善寺周辺を散策します。
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修善寺観光といえば修善寺周辺の川沿いの遊歩道と竹林が有名です。
修善寺には5つの橋が架かっていて、それぞれにご利益が違うのだとか。
修善寺もかなり空いていて参拝しやすいです。
散策道から見える川も綺麗に整備されています。
散策ロードの所々に見えてくる朱色の橋がとても美しいです。
平日だったせいか、日本人の観光客よりも海外からの観光客の方が多いように感じました。
そして、竹林のエリアも手入れが行き届いていてとてもいい景色です。
竹林エリアの中央には大きなベンチが用意されていて、これは必ずみんなが撮る写真ですね。
修善寺は温泉も湧き出ているというだけあって、修善寺周辺には無料の足湯が3つもあります。
ここが一番有名な足湯かもしれません。
修善寺を望む川のすぐ横まで行って足湯に浸かることができるので常に人気でした。
対岸にも1つ足湯があって、私たちは空いていたのでこちらを利用することにしました。
お湯加減はほんのり温かいといった感じでした。
河津桜は風対策も必要かもしれない
修善寺に宿泊した翌日は河津桜を見るために伊豆半島を南下します。
修善寺から河津桜までは車で約1時間ほどかかるので、ホテルは早めにチェックアウトしました。
修善寺から河津桜へ向かう途中に演歌でも有名な「天城越え」をしていきます。
現代は天城トンネルを通っていくような形になるのですが、新しい方の天城トンネルと旧天城トンネルがあります。
修善寺から河津桜へ向かう途中で旧道を通って旧天城トンネルの道を進もうと思ったのですが、あまりの悪路に断念しました。
河津側から旧天城トンネルはアプローチした方がよさそうですね。
さて、そうこうしているうちに河津へ到着。
ぎりぎりコミュニティセンター内の「河津桜駐車場」に車を停めることが出来ました。
ここが一番近い駐車場のようで、10時過ぎには満車になっていました。
駐車料金は1台1000円でした。大体1000円前後が相場のようでしたね。
入口で料金を払って砂利敷きの駐車場に車を停めます。
川沿いには河津桜がきれいなピンク色の花を咲かせていました。
ここ何日か温かい日が続いていたので桜が散ってしまわないか心配していましたが、河津桜まつり自体2月いっぱい実施しているようなので、ソメイヨシノと違って長持ちする桜のようです。
川沿いには「菜の花ロード」と呼ばれるエリアもあって少し歩道が狭いので歩きづらいですが、菜の花と桜のコントラストが楽しめます。
実際、かなり風が強い日だったのですがまだまだ立派な花を咲かせていますね。
菜の花ロードとは反対側の海側へ歩いていくと赤が鮮やかな橋に出ます。
ちょうどいいタイミングで黒船列車と河津桜を写真に収めることができました。
この黒船列車は、下田と熱海を結ぶJR伊東線・伊豆急行線で、ペリー艦隊の「黒船」をイメージした全国的にも珍しい黒く塗装された列車だそうで、平成16年に下田開港150周年を記念して運転が始まったリゾートトレインです。
車内は走行時に天井がプラネタリウムになったりしてイベント盛りだくさんですが、下田~熱海間を普通乗車券の料金で乗れるとのことなので、かなりお得ですね。(季節によっては特急席指定券が必要だそう。)
海側の方に進むと川岸と同じ目線から河津桜を見上げることができる場所に出てきます。
川辺で出店で買った食べ物を食べている観光客がちらほら見受けられました。
こちら側の方が歩道も広くて混雑も少な目なので、歩きやすかったです。
こちら側の桜は少し背丈が高いので、ちょうど桜のトンネルを通っているような雰囲気を味わえます。
そして、少し小腹が空いたのでキンメコロッケなるものを購入しました。
300円でした。
販売している場所の隣にテーブルと椅子があったので、桜を眺めながらコロッケをほおばりました。
石廊崎灯台へ
河津桜を堪能して、普通ならば来た道を通って帰路につくのですが、ここからさらに南下して「石廊崎灯台」へ向かいます。
途中で白浜海岸と呼ばれる海岸がとても美しい場所があったので、セブンイレブンに立ち寄ったついでにほんの少しだけ散策。
石廊崎灯台へは河津桜の散策エリアから車で約1時間ほどで到着しました。
ジオパークになっていて、駐車場の入口で料金を払って駐車します。
灯台の奥には神社もあるため、鳥居をくぐって灯台へ向かいます。
灯台までは徒歩5分、神社までは徒歩10分だそうです。
灯台をぐるっと1周する形で灯台を眺めたり灯台からの景色を眺めたりできます。
この日は風がとても強かったので、波しぶきがすごかったです。
そして、灯台の横の道をさらに進んでいくと断崖絶壁に神社とご神岩がお目見えします。
かなりの風の中を狭い階段を下っていくので、かなり勇気が必要ですが、ものすごい自然の荒々しい風景を望むことができます。
昼食はジオパーク内の休憩棟でジオのり定食
ジオパーク内に軽食を食べられる場所があったので、ここで食べることにしました。
焼き魚定食やカレーパンなどが人気のようでしたが、ジオのり定食(だったと思われる)という磯のりをふんだんにかけたのり定食があったので、注文してみました。
400円か450円だったと思いますが、本当に海苔が山盛りでやってきます。
めちゃコスパ良しでした。
ねこまんまの要領で醤油とワサビをつけて食べるのですが、海苔の主張が激しいとてもユニークで美味しい定食でした。
石廊崎灯台から下田駅へ向かうバスがあるようだったので、公共交通機関を使っても訪れることができます。
石部の棚田展望台
石廊崎灯台から車で約30分ほどの場所に「石部の棚田」と標識が出ていたので立ち寄ることにしました。
稲作の時期でないので、あまり目立ちませんが棚田がかなり下の方まで続いていました。
小さな展望台がある駐車場があるので、そこに車を停めて眺めるのがおすすめです。
西伊豆は富士山を海から眺めることができます
西伊豆は海沿いを136号線を走りました。
海沿いのくねくねした道を進みます。
交通量があまりなくて良かったです。
土肥金山で内陸に進んでいく方が利便性がいいですが、あえてそのまま海沿いの道を進みました。
ところどころ細い道やヘアピンカーブの連続のような道が続くので、山道運転が好きな方にはおすすめです。
少し曇ってきたので、うまく撮影できていませんが、天気がよければ海側からの富士山を眺めることが出来ます。
西伊豆の街に入るといくつかのホテルが点在していて、確かに海から富士山を望める立地は西伊豆しかないのかと想像すると絶景を眺めるためにこの辺りに滞在するのも情緒があるなぁと思いました。
この後は、海沿いをひたすら走り沼津まで進みました。
翌日は富士山を見ながらドライブするために御殿場から山梨県の道志村の方に進んでいきました。
残念ながらみぞれまじりの天気だったので、富士山を拝むことができませんでした。
かなりの長距離ドライブになりましたが、山道ドライブや海沿いドライブなど観光を交えていろいろ見て回ることができたので、濃厚なドライブ旅になりました。
また、天気のいい日にドライブしたいです。