国内旅行

商船三井フェリー×ONE PIECEの特別便の大洗~苫小牧便に乗船

投稿日:2023-08-27 更新日:

さんふらわあ就航50周年の宴

今年はさんふらわあ就航50周年の年に当たるそうで、8月10日~9月10日の期間限定で船体と船内の至るところでワンピースの漫画とコラボしたデコレーションやイベントが体験できる特別便を就航しています。

今回は運よくその期間に乗船できました。

ちょうどお盆の時期を重なっていたため予約はほぼ満席。

毎日ホームページをチェックしていた甲斐があって、乗船チケットをゲットすることができました。

台風が近づいているため、夕方便を予約していたのですが出発がいつもより早くなったため早めに集合してくださいとHPで呼びかけられていました。

念のため、時間に余裕をもって大洗に到着したのはお昼頃。

今回は車と一緒に乗船するので、手続きを早めに済ませます。

チェックインゲートはまだ空いていませんでしたが、結構人が集まってきています。

バス利用の方も水戸駅や大洗駅から続々と集まってきます。

以前もさんふらわあ大洗~苫小牧便に乗船したことはあるのですが、今回は車と一緒の乗船なので緊張します。

車と一緒の乗船の場合は車検証の提示が必要なのでお忘れなく。

チェックインを済ませると個室利用の乗客は部屋のカードキーと乗船券を兼用した電子カードを渡されます。

今回も以前乗船した際と同じ部屋を予約しました。

ベランダも付いているので、楽しみです。

以前、徒歩乗船した時の記事はこちら。

関連記事:~商船三井フェリー~大洗から苫小牧まで【GoTo補足あり】

チェックインも済ませたので、乗船時間まで近くで散歩がてらランチを済ませました。

いくつかランチが食べられるお店を見つけたので、出発前の参考にしてみてください。

関連記事:大洗フェリーターミナル周辺のおすすめランチ

初めての車での乗船

車乗船の場合、ドライバーは車の待機場に車を移動させて乗船を待ちます。

同乗者は徒歩乗船の乗客と一緒に徒歩で乗船していきます。

車からだと徒歩乗船用のタラップが船にかけられる瞬間を見れたりして、ちょっと新鮮。

乗船時間になると、大型トラック、乗用車、バイクの順で誘導員の方が慣れた手順で次々と車やバイクを船内に誘導していきます。

船内の駐車スペースに車が整然と誘導されて車止めでしっかりロックされます。

船内にもアルコールの販売はありますが、乗船後にただちに一杯やりたいお父さんのために、乗船ターミナルの2階にちゃんとビールやソフトドリンクの自動販売機がありました。

徒歩乗船者は飛行機の搭乗口のようなタラップを通って乗船してきます。

船内にエレベータがあるのが驚きでした。

専用バルコニー付きプレミアムルーム

今日のお部屋はバルコニー付きのプレミアムルームです。

バルコニーが付いている部屋はなかなかないので、バルコニーに出て海風を感じられるのは楽しみです。

では早速今日のお部屋へ。

スイートやプレミアムの部屋は7階にあります。

ダブルベッドが2つとソファベッドになるソファが1つ。定員は3名までです。

こうやって見ると普通のホテルの部屋と変わりがないくらい広々としています。

船仕様な部分はいくつかあって戸棚に滑り落ち用のポールが備え付けてあったりテーブルも固定されています。

スリッパ、バスタオル、室内着が用意されていました。

さんふらわあのオリジナルタオルやシャンプー類は専用ポーチに用意されています。

室内着はつなぎタイプ。生地が分厚いので冬でも1枚で大丈夫そう。

大浴場を利用する際に便利です。

さんふらわあのオリジナルタオルと大きめのシャンプー、コンディショナー、ボディーソープはちょっと大きめ。

大浴場にシャンプー、コンディショナー、ボディーソープはあるのでボディタオルを持参していくといいかもしれません。

室内にもバスタブとシャワーがありますが、大浴場があるので今回は利用しませんでした。

そして、今回の船旅の楽しみの1つがこれ。

バルコニーとバルコニーからの眺めです。

この空間はなかなか贅沢ですね。

バルコニーの前は安全を考慮して船体から少し中に入ったところにあります。

嵐になりそうなギリギリの天候だったので、かなり男前な空模様でしたがやはり海の風を感じるのは気持ちがよかったです。

船内を散策

室内で落ち着いたら、誰しもやるであろう船内の散策に出かけます。

廊下は椅子やテーブルがたくさん置いてあるので、航行中はたくさんの人が食事をしたりお酒を飲んだりして楽しんでいました。

館内のあちこちにワンピースとのコラボ企画のパネルや壁画などが用意されていました。

商船三井フェリーのロゴが特別に描いてあったりして、館内が賑やかな雰囲気でした。

そして、甲板に出ると虹が。

微妙な天候だったからこそ見れた景色です。

船が大きいだけあって、甲板もめちゃくちゃ広い!

船体に期間限定で描かれているドクロも目立っていました。

さんふらわあのロゴマークも。

風がかなり強かったので、あまり長時間外には出ていられませんでしたが海の上からの景色は最高でした。

設備のご紹介

船内には売店や大浴場など様々な設備が設けられていました。

売店

まずは売店のご紹介。

売店には、サンドイッチなどの軽食や酒のつまみや、

お酒やビールなどの飲み物やお土産なども揃っていました。

アイスクリームなどもあります。

この日は揺れがかなりきつくて、レジ横にあった酔い止めを買おうか迷いましたがやめました。

ペットルーム

そして、ペット用のお部屋。

甲板に出る手前の部屋がペットルームになっていて、個別のケージが用意されています。

さんふらわあHPより

さんふらわあHPより

その隣は甲板の一部をドッグランとして使えるように用意されています。

さんふらわあHPより

さんふらわあHPより

ペットと泊まれる部屋もありますが数がかなり少ないので、ペットと泊まれる部屋が取れなかった場合はペットルームを利用することになりそうです。

ペットルームもペットと泊まれる部屋も年々規約が厳しくなっているようで、注意が必要です。

Informationカウンタ

船内の中央には案内カウンターがあります。

船長さん手作りの苫小牧の観光案内などがあるので、一度立ち寄ってみてください。

共同ロッカー

いわゆるごろ寝スペースのツーリストの部屋の近くに冷蔵のものを保管して置けるロッカーと貴重品をしまっておけるコインロッカーがありました。

冷蔵用の保管ロッカーは意外と重宝しそうです。

女性用ツーリストルーム

男女混合のツーリストルームの利用は女性の一人旅では少し不安があります。

しかし、女性用のツーリストルームが用意されている場所がありました。

個室ではありませんが、安価で安全に船旅をするのに使い勝手が良さそうでした。

コインランドリー

船内で結構人気だったのが、コインランドリーです。

乗船直後から使い始める人が多いようで、乗船してしばらくしてのぞいたら全ての洗濯機が埋まっていました。

夕食後に再度のぞいた際には1つ空きがあったので、こまめにチェックすることをおすすめします。

洗濯機の使用料金は洗剤自動投入で300円、乾燥機は30分100円です。

一人分であれば乾燥は30分で十分ですが、二人分の洗濯機がある場合は乾燥は60分やった方が安心ですね。

大浴場

男女ともに大浴場が用意されています。

シャンプー類などは用意されているので、部屋からタオル類を持参しましょう。

この日は悪天候のため、利用時間は22:00まででした。

中は写真撮影できませんが洗い場は8つほど用意されていて浴場も2つありました。

船の中のお風呂と考えると結構広いと思いました。

暗かったですが、浴槽から海と対岸の小さな光を眺めることができました。

イメージだけお伝えするとこんな感じ。

詳しくは商船三井フェリーのHPを参考にしてください。

マッサージチェア

大浴場を出たところにマッサージチェアが用意されていました。

結構使う人が多いのかと思いきや、意外と使っている人はいませんでした。

正面に自動販売機があるので、ソフトドリンクや北海道の牛乳を飲みながら身体をほぐすのも良さそうでした。

夕食は通常ビュッフェとワンピースコラボメニュー

夕食は自分でお弁当を持ち込んでロビーのテーブルで食べている方もいれば、軽食を食べる方もいれば様々です。

今回は少しお金はかかりますが、王道の船内ビュッフェを利用しました。

ワンピースとのコラボ中ということで、通常の夕食ビュッフェメニューとワンピースコラボメニューがありました。

夕食は券売機で事前に食券を買うシステムです。

翌日の朝食分も合わせて購入すると少し割引があります。

料金は現金払いのみです。

食券が出てくるので、係りの方に渡します。

館内はビュッフェコーナーと食事スペースがあります。

窓際は常に人気で、夕食時はオープンと同時に入るか、18:30頃に第1陣が食べ終わった頃を見計らって来て運がよければ窓際の席を確保できるという、かなり競争率の高い窓際争奪戦が繰り広げられます。

私たちは最初から戦線離脱して、窓際の席は選びませんでした。

夕食は中華、和食から刺身やトルティーヤなど結構色々メニューがありました。

衛生面を考慮して、ビュッフェコーナーで食べ物を取るときはマスクと手袋の着用が必要です。

たくさん食べる人は元が取れそうですが、私たちはおそらく元を取ることができませんでした。

味はまずまずといったところでした。

夕食終了後に夜食の丼の提供があるようで、船内でアナウンスしていました。

遅めの夕飯でOKの人は夜食で夕食を済ませるのも一案かもしれません。

通常の夕食時間は、18:30~20:30(LO/20:00)です。

夕食後は夏の夜空では珍しい天体ショー

夕食後は大浴場でお風呂に入って部屋でゴロゴロしていると船長さんから「今日は星がすごく綺麗です」とアナウンスがあったので、部屋のバルコニーに出て夜空を眺めました。

あまり良くない視力でも満点の星空とかすかに天の川が見えました。

携帯で撮ると何だかよく分かりませんが、夏の大三角です。

流れ星も久しぶりに見ることが出来て、とても貴重な経験でした。

激しい揺れの中で早朝散歩に出かけます

おはようございます。

船内アナウンスで事前に知らされていたとおり、夜中は結構船が揺れました。

しかし、人間は慣れるもので結構風が強かったり揺れもひどかったのですが、何とか朝まで眠ることができました。

朝食の通常営業は7:30からです。

今回の便は出発が早かったので、朝食開始も少し早めです。

朝食前に朝の甲板の散歩に出かけました。

天気が良くないのは残念でしたが、今回の航行は無事に出航できるかも懸念されていたそうなので朝を迎えられてよかったです。

朝はまだ人がいません。

記念撮影するのにはいい時間帯です。

揺れていて地面が濡れているので、滑らないように注意して歩きます。

おまちかねの朝食

さて、朝食の時間になったので昨日と同じ食事会場で朝食を食べることにします。

朝いちばんで行ったせいなのか、昨日の夕食の時間帯よりは空いているように感じました。

朝食はひととおりビュッフェコーナーに用意されているものを少しずつ取るとお皿がいい感じに埋まっていきます。

私が取ったのはかまぼこ、ひじき、明太子、高菜、アスパラバスの炒め物、焼き魚、ソーセージ、水餃子、海藻サラダ、ご飯と味噌汁。

玉子は目玉焼きと生卵があったのですが、今回は玉子は取りませんでした。

他にもカレーもあったので、カレーライスにして食べている人も多かったです。

ちなみに、夕食時点で夕食も朝食もビュッフェで食べることが分かっている場合は、2食券を購入すると少しお得になります。

私たちは2食券を購入したので、少しだけ安く食事をすることができました。

ごちそうさまでした。

苫小牧に入港

朝食後、下船の準備をしているとしばらくして陸が遠くに見えてきました。

苫小牧港に入港です。

苫小牧港には次の乗船を待っているトラックでしょうか、たくさんのトラックに荷台が置かれていました。

港に入るとあっという間に着岸しました。

船内の案内で大型トラック、乗用車、バイク、上階の徒歩の乗客の順で下船が開始されました。

今回は車と一緒の移動なので、着岸するやいなやくらいのタイミングで車に乗り込んで下船の順番を待ちます。

あっという間に車の下船が完了して、苫小牧港に無事に到着しました。

お疲れさまでした。

商船三井フェリーさんふらわあに車と一緒に乗船した感想

初めて車と一緒に乗船しましたが、かなり快適でした。

大洗までは自分の車で移動して来れますし、北海道までは船で運んでもらえて、苫小牧港に着いてからはすぐに北海道の地に走り出すことができました。

今回は車1台、大人二人でプレミアムの部屋を予約したので、合計額を集計したくないくらいの金額になってしまいました。

正直、飛行機や新幹線で移動してレンタカーを借りた方が価格的には安く抑えることはできます。

ただ、波に揺られながら部屋からただただ水平線を眺めたり、鳥を眺めたり、夜は星空を眺めたりする船旅の時間は金額には替えられない、いい時間を過ごすことが出来ました。

また幸いにもワンピースとのコラボ船という特別な船に乗れたのも貴重でした。

さすがのプレミアムのお部屋も部屋付きの洗面所は換気が十分でなかったので、生乾きの匂いが少し気になりましたが、大浴場は最高に気持ちよかったです。

また、売店は品数豊富でしたし、ビュッフェも必要十分でした。

ただ、食後のコーヒーがイマイチで残念でした。

次にビュッフェを選択するかどうかは微妙なところです。

お部屋の方は、思い切って奮発してバルコニー付きの部屋を予約するのをおすすめします。

窓を開けたら潮の香がするのはとても心地よかったです。

夏休みの思い出に親子で乗ってみるのもいいですよ。

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