北海道へのアクセス方法は色々あるよ
【2020/08補足】9月1日の乗車分から代理店を通して乗船券の手配をした場合、Gotoトラベルの割引対象になるようです。
取り扱いの事業者はこちら。
JTB、名鉄観光(大阪発着あり)、KNT(近畿日本ツーリスト)、東武トップツアーズ、農協観光、読売旅行、T-LIFEホールディングス、日本旅行、コープトラベル札幌、コープトラベル東北、庄交トラベル、福島交通観光、宮交観光サービス
7月22日~8月31日までの乗車分はご自分での還付申請が必要ですが、割引を受けることができるようになったようです。
詳しくはこちら→https://www.taiheiyo-ferry.co.jp/news/20200825.html
KNT(近畿日本ツーリスト)では、国内旅行予約TOPから北海道をクリックすると、「北海道旅行・北海道ツアー」の画面が表示されます。キーワードに「さんふらわあ」と入力して検索すると、扱いのあるさんふらわあのツアーが表示されます。
他には、フェリーさんふらわあというサイトでも購入できそうです(Gotoは各自での申請が必要)。
【2020/08補足終わり】
関東圏から北海道まで船で行けるって皆さん、ご存知ですか?
関東圏から北海道へ行く手段は真っ先に思いつくのは「飛行機」ですよね。
道内だけでも空港はいくつもありますし、空港によってはLCCもあるのでコストも抑えめで行けます。(私も普段はそうです)
過去には新函館北斗駅まで「北海道新幹線」で行き、レンタカーで道内を旅行したこともありますし、新潟から「新日本海フェリー」にバイクと共に乗船し道内を旅行したこともあります。
最近は移動も旅の醍醐味だよなぁと思っているので、利用したことのない大洗→苫小牧航路を調べてみました。
運航は商船三井フェリー(https://www.sunflower.co.jp/)です。
調べてみると夕方便と深夜便の1日2便が運航しており、
夕方便が「さんふらわぁ さっぽろ/ふらの」の2隻で大洗港は19:45出発。
そして、深夜便が「さんふらわぁ しれとこ/だいせつ」の2隻だそうです。大洗港から出発だと1:45発なので、夜中の大洗港までどうやって来るかが悩みどころ。
それぞれの船の歴史(元は別の会社のフェリーだったとか云々)を調べるとまた面白いのですがここでは省略します。。。
夕方便の旅客定員590名に対し、深夜便の旅客定員154名で、客室の構成が大幅に異なっています。
スケジュール的には夕方便の大洗発19:45・苫小牧着13:30が良さそうだなとあたりをつけます。
インターネット予約
夕方便の客室構成は良い客室(?)から順に以下のようになっています。
- スイート :2名定員(最大3名)/1室/37.91m2!!+バルコニー15.81m2
- プレミアム :2名定員(最大3名)/19室/17.23m2+バルコニー6.81m2
- プレミアムバリアフリー :2名定員(最大3名)/1室/25.65m2
- スーペリアオーシャンビュー(和洋室) :4名定員/18室/13.35m2
- スーペリアオーシャンビュー(和室) :2名定員(最大3名)/13室/8.72m2
- スーペリアインサイド :2名定員(最大3名)/34室/8.72m2
- スーペリアウィズペットオーシャンビュー(4人定員) :4名定員/2室/13.43m2 ※小型5匹、又は中型3匹、又は大型2匹まで:2019/4/1日~
- スーペリアウィズペットオーシャンビュー(2人定員) :2名定員/2室/8.46m2 ※小型3匹、又は中型2匹、又は大型1匹まで:2019/4/1~
- インサイドウィズペット:2名定員(最大3名)/1室/8.72m2 ※小型3匹、又は中型2匹、又は大型1匹まで:2019/4/1~
- コンフォート :32名定員/5室/62.17m2、20名定員/1室/46.49m2
- ツーリスト :25名定員/1室/49.73m2、11名定員/2室/24.81m2、24.66m2
そして、それぞれのお部屋はこんな感じ。
スイート:たった1室のゴージャスな部屋。これで定員最大3名!
プレミアム:バス・トイレ・専用バルコニー付きの個室
プレミアムバリアフリー:専用バルコニーはありませんがバリアフリーなので、シニアにも優しい
スーペリアオーシャンビュー(和洋室):シャワー&トイレユニット付きの4名用個室
スーペリアオーシャンビュー(和室):2名向けの和室版、ベッドの代わりに折りたたみマットがついている
スーペリアインサイド:専用バルコニーと窓がないので、風景は甲板で楽しんで寝る時は個室で、と割り切って過ごすのに最適
スーペリアウィズペット(4人定員):ペットと一緒に過ごせます!犬の大きさによって頭数制限があります。ペットと航行なんて贅沢すぎる!!
スーペリアウィズペット(2人定員):ペットと一緒に過ごして景色も見れる。ソファはベッドになります。
インサイドウィズペット:窓はないけど、ペットと一緒に過ごすには十分な広さ
コンフォート:カプセルホテルのような雰囲気。プライベートスペースは確保できるので、共有スペースとうまく使い分ければかなり快適そう
ツーリスト:いわゆる雑魚寝。これぞ船旅という感じ。仲間でわいわいリーズナブルに船旅するのに最適
詳しくはhttps://www.sunflower.co.jp/route/facilities/twilight/
スイートからスーペリアまでは定員が2名以上となっており、1名で利用する場合は追加料金を払う必要があります。
しかし時期によっては、ひとり船旅用のシングルキャンペーンをプレミアムとスーペリア向けに行っていて、これが適用される場合にはなんと追加料金が不要になります!
時期や部屋タイプによって異なりますが、今回はシングルキャンペーン中だったので、おおよそ1万円程度の割引になりました。
早速利用させていただきました♪
予約をしたのは「プレミアム(洋室)」。
今回の決め手は、とても魅力的なプライベートバルコニーがあることです!
およそ18時間の船旅で窓があるだけでも嬉しいのにバルコニーがあるなんて贅沢すぎます。
それでは、行ってきます!!
乗船手続き~乗船
出航が19:45なので30分前くらいに行けばよいのかな?なんて思っていたのですが、念のためQ&Aを見てみると「徒歩のお客様:17:30頃」「車両でご乗船されるお客様:17:30まで」にフェリーターミナルに来てください、だそうです。
事前に調べておいて良かった。。。
皆さんも気を付けてくださいね。
大洗港フェリーターミナルには16:30頃に到着しました。
自動チェックイン機で手続きしようと思ったのですが、機械すべてが調整中となっており、窓口での手続きが必要でした。
いくつかある窓口で手続きをします。
予約時にメールにて通知される情報と(車両でご乗船される方は)車検証を準備して乗船手続き完了です。
手続き完了時にはB5サイズの案内書類数通と乗船券(ルームカード)と言われるプリペイドカードのようなものが渡されます。
こちらは乗船時や自室の出入りに必要なカードですので無くさないようにしないとね。
出航前の食事・・・と思いきや
乗船手続きが終わったところで17時にもなっていません。
船内のレストランは限定営業のようなので、フェリーターミナル二階のレストランで食べてしまおうかと。
え?営業終了?出航前の一番忙しい時間帯のはず。おそらく営業していなかった模様。。。
営業していないものは仕方ありません。
仕方がないのでフェリーターミナルの近くにある「めんたいパーク」で食べるものを仕入れに行きました。
到着しました!が、看板をよーく見てみると営業時間が17:00まで!?時計を見ると17:06。。。まじか!
せっかく明太子を食べる気満々だったのに非常に残念です。。
おとなしく船内で食べればよいものを思考停止状態で、さらに徒歩数分のファミリーマートまでトボトボ歩き、食料を調達したのでした。
めんたいパークは17時まで。
絶対覚えておきましょう!
乗船開始
フェリーターミナル2階にある待合ロビーで待っていますと、18時ころに乗船開始のアナウンスが入りました。
この船は乗用車も一緒に乗り込むことができるので、はじめに車両の運転手さんが呼ばれます。
(あまり細かくは聞いていませんでしたが、フェリー乗船口に車両と一緒に待機だったのだと思われます)
運転手さんが移動された後、徒歩の乗客と車両の同乗者が呼ばれ、フェリーターミナル2階からつながっているタラップで船に向かいます。
フェリーターミナルには東と西の2つの乗船口があります。
今回は東乗船口からの搭乗でした。
ちなみに西乗船口の先には深夜便が停泊していたので、おそらく夕方便が東乗船口、深夜便が西乗船口なんだろうと思います。
ようやく乗船です。
フェリーターミナル2階から長いタラップを通った先はフェリーの4階になります。
入り口ではスタッフの方が数名のお出迎えしてくれました。
乗船口右手のエスカレーターで5階に上がります。
ちなみに船内は案内資料によるとこういう構造です。
私が予約したプレミアムは7階にありますが、エスカレーター先にあった前方エレベータは6階までしか行きません。
5階の案内所前を通り過ぎ後方エレベータを利用して5階から7階に上がります。
出港するまでは準備中で、出航してから開店します。
おにぎりやパンの類はすぐに売り切れてしまうので狙っている方は早めに行ったほうが良いです。
開店時間は船内放送がありますので、イヤホンで音楽聞いててうっかり聞き逃すなんてことが無いように。
7階に到着、そしてルームツアー
エレベータを降りますと後方にはデッキへの出口があり、前方に向かって部屋がたくさん並んでいます。壮観!
さて!いよいよルームカードを使って部屋に入ります!
バルコニー付きのプライベートルームはこんな感じ。
海上のホテルですね。
ベッドもセミダブルくらいあるのかな?
結構広めでゆったり寝られそうです。
そして、大きなソファもあります。
この部屋は定員3名なので、3人でこの部屋を予約したときには、このソファが3番目のベッドになります。
テレビもあるし、ビジネステーブルもついているので、本当にホテルの部屋と変わりないですね。
フリーのお水も2本ついてくるので、備え付けのポットでお湯を沸かしてお茶も飲めます。
ちょっとピントずれてしまったけど、ハンガーに上着をかけるスペースと空気清浄機も完備されています。
横の棚には室内着もありました。
寝間着とタオルもすべてそろっているので、荷物も減らせてめちゃくちゃありがたい。
お風呂に入って、この寝間着で夜の時間を過ごすのはゆったりしていていいなー。
大浴場もあるのですが、洗面台もバスタブも結構広くて使い勝手はよさそうです。
こちらは、部屋の手前からの写真。
ちらっと見えていると思いますが、バルコニー付きです。
お値段的にバルコニー付きにするかどうか迷ったんですが、せっかくの船旅なのであえてバルコニー付きの部屋を予約しましたが、この選択は間違っていなかった。
こちらはバルコニーの写真。
備え付けの椅子が2脚とちょっとした飲み物なんかを置けるサイドテーブルがあります。
ちょっと寒いけど、潮風が気持ちいい!
部屋は多少狭いものの下手なビジネスホテル以上だし、なんといってもこの専用バルコニーが素敵すぎます。
出航したらここでのんびり過ごそう!
船内ツアー
乗船した日は悪天候ではないためデッキにも出られます。
5階~7階はウロウロ出来ますので、散歩がてらツアーをしてみましょう。
こちらは船内のインフォメーションセンター。
下船後の交通手段なども相談にのっていただけるそうです。
給湯器もあります。
電子レンジがあるのでお弁当持ち込んでも良いですね。
元気の有り余るお子様用にキッズランドも用意されています。
売店横、紳士用大浴場の正面にある休憩スペースです。
船内の情報を映しているモニターもあります。(この時は消えていますね)
ペット用の設備も充実している
ペットと一緒に乗船している方専用のペットルームとドッグランが付いています。
ペットにとってはかなりの長旅になるので、ドッグランで自由に歩ける場所が少しでもあるのは飼い主も安心ですね。
ドッグランはこんな形でしっかり仕切られているので、ペットの飛び出しの心配はありません。
潮風を感じながらのドッグランとかいいですねー。
うんちボックスや足洗い場や水飲み場もしっかり完備されているので、就寝前にのびのび歩かせてあげるのもいいでしょう。
驚いたのは館内を移動する時に使えるペットカートが常備されていること。
至れり尽くせり。
カートは「パブリックスペースでのご使用はお控えください」となっているので、部屋の中や部屋~ドッグラン(ペットルーム)の移動用でしょうか。
ウィズペットの部屋で家族みんなで大移動も良いですね。
大浴場もあるよ
船内にはみんな大好き大浴場もあります。
私は利用しませんでしたが大浴場は浴場から外が見えるんですよね。
乗船から22時、翌日は6時半から下船まで利用できるそうなので、時間を選べば貸し切り状態で利用出来ちゃうかも。
コインランドリーは洗濯機+乾燥機が4セットくらいありました。
下船してからも旅を続ける人は嬉しい施設ですね。
夜も更けてきました。
ベッドにごろごろしていたらいつの間にか寝てしまっていました。
おやすみなさいzzz。
朝食
前日の夕食に関してはファミリーマートで調達してきた食事で済ませてしまいましたが、朝食は船内でいただきます。
こちらの機械で食券を購入します。
売店は電子マネーを利用できましたが、こちらの機械は現金のみでした。
この写真にある厚切りパンが美味しかったです。
それにしても目玉焼きの見事なこと。
調理時間の管理がしっかりしてるのかな?
セットに含まれていた日替わりデザート(この日はマンゴープリン)
ほどよく甘いデザートとコーヒーで美味しかったです。
ごちそうさまでした。
翌朝は起きた頃はまだ曇っていたのですが、朝食が終わることには青空がひろがっていました。
日が昇ってからは窓を開け放してずっと風を感じていましたよ。
これがベストショット!
日が昇ってくるとこれですよ!
なんと気持ちの良いことでしょう。
目の前のスペースは公共に開放されていないスペースなので誰も通りません。
あっという間に苫小牧に到着
朝食後にうだうだしていたら、あっという間に苫小牧港です。
苫小牧の方はちょっと曇り空。
さんふらわあとのお別れは突如訪れます。
ただ一言、船旅が終わることが残念。。。
長かったはずの船旅ですが、旅の終わりはあっという間にやって来ます。
まだ降りたくないよー。
いしかりが停泊していました。
苫小牧~仙台~名古屋航路を就航しています。
いつかは乗ってみたい。
残念ながら苫小牧港に接岸してしましました。
長い船旅のはずですが「あっ」という間です。
ヨーロッパのEuroNightの寝台列車の旅やタイのバンコクからの寝台列車の旅など、日本国内での東京から徳島までのプレミアム夜行バス・マイフローラの旅など数々利用してきましたが、やはり船旅は格別です。
今回は部屋が良かったからというのもありますが、列車やバスと違って船内の設備は立派ですし、席でじっとしていることを強制されないからだと思います。
飛行機で移動して現地で長く楽しむ旅もありますが、
船でのんびり移動を楽しむ旅もおすすめです。
ご興味があれば過去旅の記事もぜひ読んでみてください。
関連記事:国内旅行の記事の一覧へ
苫小牧に着いてからはどう過ごそう?
さんふらわあの大洗からの夕方便は、苫小牧に翌日の13:30頃に到着します。
私はさんふらわあに乗船することが目的だったので、北海道での観光はあまり考えていなかったので、苫小牧駅周辺のホテルウィングインターナショナル苫小牧というホテルに滞在しました。
下の関連記事に、宿泊した感想をまとめています。
関連記事:ホテル宿泊レビュー:ホテルウィングインターナショナル苫小牧
下船後は札幌方面に向かって、札幌の市内観光をするぞ!という方には札幌市内のドーミーインPREMIUM札幌がおすすめ。
立地も商店街の真ん中にあって駅も近いので、観光するのにめちゃくちゃ楽でした。
宿泊レビューはこちら。
関連記事:前から泊まりたかったドーミーインPREMIUM札幌に宿泊しました!
札幌もいいけど、もっと北海道を楽しみたいぜ!という方には、札幌から電車でいける旭山動物園がおすすめ。
じっくりゆっくり過ごして欲しいですが、忙しいあなたには2時間で回れるプランをご紹介しています。
関連記事:どこかにマイルで日帰り!東京〜北海道を6000マイルで旅する
いろんな北海道を楽しんでくださいね。
今ならGo To Travelキャンペーンで割引対象の宿も探せます
スマートフォンでGo To Travelキャンペーン対象の宿を調べる
補足:深夜便を考えている方
今回、私は夕方便を選択しましたが、深夜便を考えている方は深夜便の出発までどうやって過ごそうかと考えるかもしれません。
特に都心に住んでいる方は、なかなか車で行くこともできませんしね。
東京から大洗駅までの最終電車は東京21:57発、大洗駅23:47着というものがあります。
フェリー乗り場に待合室があるので、乗船までそこで過ごすのがいいかもしれません。
夜道を歩くので、そこだけ気を付けてください。
乗船前に時間の余裕のある方は、昼間はめんたいパークで過ごして、夕方近くのゆっくら健康館というスーパー銭湯が夜の9時までやっているので、温泉&夕食を楽しんでから乗船というのも楽しそうです。