初ヨーロッパにして初寝台列車のユーロナイト!興奮が止まりません
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事前に購入したEuroNightの乗車券
ヨーロッパ滞在10数日にしてようやくこの時がやってきました。
待ちに待った寝台列車です!
チェコ鉄道(OBB)が運行するユーロナイトEuroNight237便に乗車します。
夜の9時27分にウィーン中央駅を出発して、翌朝の8時24分にベネチアに到着します。
価格は個室の二人分で218ユーロなので、一人13,000円くらいでしょうか。
別記事でも書きましたが、LOCO2というサイトがヨーロッパの鉄道を調べるのにとても役立ちました。
追記:2023/03時点でLOCO2のサイトはもうないようです。RailEuropeのサイトで似たような検索ができます。分かりやすくて好きだったのですが、残念です。
関連記事:【図解付き】ヨーロッパ春の旅 個人でNightjetの夜行列車のチケットを取りました
停車駅は16駅。オーストリアを西に縦断し、南下しつつイタリアに入ります。
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ウィーン中央駅からベネチアまでの停車駅。LOCO2より出典
どこを走ってきたのか分かりませんが、ウィーン中央駅のホームに到着していたユーロナイトは埃と泥だらけでぐしょぐしょでした。
それでも、高いテンションは全然変わりません!
この旅が終わったら綺麗に洗車してもらうんでしょう!
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長旅をしてきたせいかEuroNightの車両は車体が結構汚れていました
今回の寝台列車の旅は個室の車両に乗車します。
寝台列車のチケットの取り方はこちらの記事を参考にしていただければ幸いです。
関連記事:【図解付き】ヨーロッパ春の旅 個人でNightjetの夜行列車のチケットを取りました
個室の車両の入り口には、アテンダントの男性がチケットのチェックと案内をしてくれます。
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OBBのEuroNightに乗ります
出発時刻になりましたので、行って参ります!
興奮して眠れなかったらどうしよう。。
いよいよユーロナイトEuroNightの車内へ
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出発時刻になりました
個室の部屋は3人まで寝れられるようになっています。
最初は2段目と3段目は折りたたまれていて、1段目がソファーになっています。
ヨーロッパサイズなのか、人が乗れるくらいの幅と長さなので、日本人が二人で部屋をウロウロしても結構広いです。
出発した直後くらいに、アテンダントの男性がチケットの回収にやってくるので、チケットはすぐに出せるようにしておきましょう。
(チケットは朝返してくれます)
写真の紙袋の中身を撮るのを忘れてしまいましたが、個室の部屋には備え付けのお水、タオルや歯ブラシ、ちょっとしたおつまみにシャンパンの小瓶が用意されています。
さすがヨーロッパ。
オシャレですね。
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First Classの個室の中の様子
電車が出発してからしばらく車内を探検してから、個室でゆったりした服に着替えてまったり過ごします。
室内には、簡易のテーブルもついていますので、ちょっとした飲み物や食べ物をテーブルに置いて過ごすことができます。
頂いたシャンパンもありがたく飲ませて頂きます!
んー、美味しいです。
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寝台列車の個室でまったり
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シャンパンありがとう!
途中駅のAmstetten駅を過ぎたころにアテンダントの男性がお布団敷きに部屋を回ってくれます。
座席シートをベッドに変えている間は部屋を出されるので、廊下から器用にシートからベッドに変わっていく様を眺めていました。
席の裏には2階、3階のベッドに上るための階段が現れます。
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ベッドメイキングの途中に階段が現れる
アテンダントの男性も手慣れたもので、5分ほどでベッドメイキングを完成させて次の部屋に行ってしまいました。
ベッドになると俄然、寝台列車感が増します!
かけ布団も十分な厚さなので、夜中も凍えずにすみそうです。
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ベッドが敷かれた室内
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2段ベッド上からの眺め
室内には小さいですが洗面台がついています。
コップもプラスチックカップが用意されているので(確かあったはず。。)、洗顔や歯磨きは部屋を出ずに済ますことができました。
一人で旅する際には、部屋を出ないといけないとセキュリティとかいろいろ心配なので、室内にある洗面台は便利です。
一応、共用のシャワールームがありましたが、着替えが面倒臭そうだったのでその晩はシャワーを浴びませんでした。
トイレもシャワールームの近くに共用のトイレがあります。
こういう電車のトイレはだんだん汚くなるので、早めに利用しておきましょう。
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個室の洗面台。一応お湯も出るみたい
寝る支度を終えると何となく落ち着いてきて、眠くなってしまいました。
興奮して眠れないかも、なんて思っていた私でしたが、11時30分頃には寝てしまいましたw。
夜も停車する駅は結構あります。
線路のガタンゴトンという音はある程度は聞こえてきます。
周りの音が気になる方は耳栓やヘッドホンなどを持っていくと快適に眠れるかもしれませんね。
一人で旅する場合は、自分のタイミングで消灯するのも難しいと思いますので、アイマスクもあると尚良し、です。
寝台列車、快適です。
楽しいです!
寝ている間に別の国に行けるって、素敵ですねー。
それでは、おやすみなさい。。
朝起きたらもうそこはイタリアだった!
おはようございます。
外が明るくなるにつれ、自然と目が覚めてしまいました。
外を見ると外がだんだん明るくなってきていました。
今電車が走っているのはもうオーストリアではありません。
イタリアに入りました!
初のイタリアが寝台列車での入国です。
不思議ですねー。
ベネチアは大陸からは離れた島?にあります。
陸を離れて、海の上を10分ほど走ったところにベニス サンタルチア駅があります。
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Google Mapより出典
ベネチアに着いた朝はやや曇っていました。
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海が見えてくるともう少しでベネチアです
ベニス到着1時間くらい前にアテンダントの男性が手際よく各部屋に朝食を運んでくれます。
見た目は味気なさそうに見えますが、パン、バター、ヨーグルト、パテ、コーヒーと必要最低限の朝食がそろっていて、かつ、朝から温かい飲み物が提供されるので私としては満足のいく朝食でした。
しかも、このパン、前日にオーストリアで食べた美味しいパンと同じでした。
その横にあるソーセージのようなパテをつけて食べるともぅ美味。
オーストリアのパンてクオリティ高いんですね。知りませんでした。
私好みの外はカリっと中はもちっとみずみずしい食感のパンで美味しかったです。
最高の寝台列車の旅の締めくくりとなりました。
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朝食
ヨーロッパの旅はパリから始まっています。
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