曇り空の中ベネチアに到着
ベネチアへは、寝台列車で到着しました。
昨日まで、別の国にいたのでなんだか不思議な気分です。
曇っていましたが、チェコに比べるとやや暖かい気候に感じました。
チェコではダウンジャケットと帽子、手袋は必須でしたが、ここで
昼間の時間帯はダウンジ
ベネチアの駅に到着したのは、午前8じ30分過ぎ。
駅を出たところが広場になっていて、すぐ目の前に川とフェリー乗
水の都と呼ばれるだけあって、人々の交通手段は船が中心です。
私たちも駅を出てから広場で周りをぐるっと見渡してから、フェリ
とりあえず、今晩の宿Starhotels Sprendid Veniceを目指します。
ベネチアは、当初の滞在地には入れていませんでしたが、友人の勧
フェリーはACTVという地元の運航会社が運営しています。
チケットは、指定の区間の片道を都度フェリー乗り場の窓口で購入
私たちは初めてだったので、間違いのないように窓口に並びます。
観光客用に12時間から72時間使用できるフリーパスのようなもの
ベネチアに2、3日滞在してフェリーで周りたい人はフリーパスの
私たちの場合は、フェリーだけでなく、街中も歩くだろうしそもそ
たしか7.5ユーロだったと思います。
今晩のお宿へ
今回のホテル選びは、水辺近くの内側か海に面しているエリアか迷
サンタ・ルチア駅から2番のフェリーに乗って、リアルト橋近くのRialtoというフェリー乗り場で降ります。
目的にフェリー乗り場まで行く途中の20数分間、ずっと美しい町並みで、つい見とれてしまいました。
フェリー乗り場からホテルまでは徒歩3ー4分ほどでした。
たった数分なのですが、石畳の道や水路をまたぐ小さな橋を渡らな
意外と道が石畳ででこぼこしてるし、小さな階段が多いんですよね。
旅番組では絶対紹介してくれないな、なんて思いながら荷物を抱えて階段を登り下りしました。
ホテルによっては専用の水上バスでホテルに横付けしてくれるそう
大きな荷物を持ってベネチアに行く場合は、水上バスの送迎サービ
実は、宿泊したStarhotels Sprendid Veniceにも専用水上バス乗り場がホテルの目の前にあります。
ホテルにお願いすると送迎をしてくれるはずなのですが、料金が高そうだったのでケチりました。
ホテルに到着したのは、9時過ぎで本来の14時のチェックインの時間にはかなり
昨日、シャワーを浴びていなかったのでこの計らいは有り難かった
ベネチアでの宿泊では、海に面したホテルにするか、島の中心部にするか迷いました。
海に面したホテルはそれはそれで景色が素晴らしいと思いますが、
お部屋のレビューはこちらでしているので、参考にしてみてくださ
関連記事:ベネチアでStarhotels Sprendid Veniceホテルに泊まりました
部屋にチェックインして、荷物を整理した後は、シャワーを浴びて
ベネチアの街は、島にあるせいか建物と建物の感覚が少し狭く、人
街の建物がカラフルです。
小さな水路が街中に走っているので、水上ゴンドラを貸し切って、乗り込んでいる観光客もちらほら見かけました。
ベタですが、やはりベネチアらしい光景ですね。
私たちは、見所の1つであるリアトル橋に行きました。
リアトル橋では、橋の上からの眺めを楽しみたかったですが、諦めました。
なぜなら橋の上には人、人、人。。。
かわりにリアトル橋のすぐたもとに川辺近くに腰掛けることができ
ベネチアの街は、橋がたくさんあるので、道も緩やかな階段が多いです。
ベネチアは船が走っている写真しか見たことがなかったので、意外
大きな広場に出ると、だいたい教会があるのはヨーロッパならでは、で
イタリアの教会は他の国の教会と比べると、建物の造りは凝った造
サンマルコ広場へ向かう路地の角のレストランでお昼を食べました。
シーフードのスパゲティを注文しました。
結構ボリュームがあって、トマトソースも美味しくて満足のランチでした!
お店の名前を忘れてしまったのが悔やまれる。。
サンマルコ広場へ
次に目指したのは、サンマルコ広場です。
サンマルコ広場はとても大きな広場でした。
広場に面して、サン・マルコ寺院があります。
ここはベネチアに訪れた観光客が必ず訪れる場所だと思います。
まだお昼すぎくらいでしたが、もうすでに大勢の人が広場に集まっていまし
どの国の建物もそれぞれのすごさがあって圧倒されるのですが、イタリアの建物は建物自体の造形美もありますが、ちょっとしたワンポイントの色使いがあるなー、なんて思ってみていました。
この寺院も真ん中のとんがった屋根のすぐ下の壁が青地に白い星がいくつも並んでいるように見えて、イタリア人の遊び心を感じました。
サンマルコ広場の海側には、オシャ
海を見ながらお茶できるテラス席がずらーっと並んでいるので、私たちはサンマルコ広場の様子を少し楽しんでから、海辺に面した
屋内の席もありますが、ここに来たらやはりテラス席に座って欲し
かなりロケーションのいいカフェバーですが、少し価格が高いのか
一息ついた後に、ため息橋をのぞこうと思って行ってみました。
ため息橋は、白い大理石で造られていて、この橋には覆いがかけれていて、窓には格子がつけられています。
左手の建物がドゥカーレ宮殿なのですが、ドゥカーレ宮殿の尋問室で尋問された囚人が右手の牢獄に連れていかれる時にベネチアの美しい景色を見られた最後の場所だったそうです。
囚人たちがそこでため息をついたのでため息橋と呼ばれているというのが有名な話です。
今はただの観光名称になっているだけですが、この橋を見ようと観光客が群がっていました。
この写真もシュッとした感じで撮っていますが実は周りに山ほど人がいますw。
人をかき分けて、写真を撮り、撮り終わったら待っている人に場所を譲るという暗黙の了解の中、パチっと撮りました。
サンマルコ広場の水上バス乗り場からムラーノ島へ
まだまだ時間があったので、サンマルコ広場の水上バス乗り場からベネチアの右上に位置するムラーノ島へ向かいました。
サンマルコ広場の★印から■まで2番で向かい、Realto辺りで降ります。
行きは、2番の船に乗りました。
この後、海側まで歩いて、4.1の水上バスに乗りました。
ガラス工芸の街 ムラーノ島
ムラーノ島へ到着したのは午後3時を過ぎていました。
全体的に曇っていたのでやや暗い感じがありました。
天気があまり良くなかったので、観光客はまばらでしたが、その分美しい町並みをじっくり堪能できたのでよかったです。
ムラーノ島はガラス工芸が盛んな街で、有名なベネチアングラスもこの島の名産なのだとか。
たくさんお店が並んでいましたが、ほとんどのお店はガラス工芸などを扱うお店でした。
お手頃価格なガラスのお土産もたくさんそろっていましたが、本格的なガラス工芸もあって、まるで動きだすのではないかと思うくらいの躍動感あふれた作品がウィンドウに並んでいました。
このイカもガラス細工。
リアルな感じがすごいです。
こちらはエイ。
色合いが美しいです。
散策の途中でスーパーマーケットの奥にカフェっぽいバーを見つけました。
おそらく地元の人が通う知る人ぞ知る場所なんでしょうね。
かなり奥まっていましたが、お客さんが結構入っていました。
ここでは、イタリアビールを注文してイタリアトマトが美味しいおつまみとフランスパンのピザを食べました。
帰りの船を待つ頃にはすでに周りが薄暗くなってきていました。
ムラーノ島は島自体も本当に美しい光景で、こんな街で暮らしている人々は幸せですね。
個人的には、ベネチアは混雑しすぎていて、まるでテーマパークの中にいるようでした。
ムラーノ島の方が時間がゆったりしていて、「水の都」という表現はこのムラーノ島の方がぴったりくると感じていました。
今度は天気のいい時にぜひまた訪れたいと思います。
あ、ちなみに、ムラーノ島でひとつ困ったのは公共のトイレが少なかったので、トイレを探すのに苦労しました。
フェリーを降りたところにトイレがあるので、島を散策する前にトイレを済ませてから観光するといいですよ!
サンマルコ広場ではぼったくりにご注意を!
ムラーノ島から戻って、一旦ホテルに帰りました。
夜にサンマルコ広場周辺のレストランでイタリアンを頂こうということで出かけました。
実は、レストランに行く前にネットの情報でサンマルコ広場の周りではぼったくりのレストランがあるので注意してください!という書き込みをいくつも読んでいたのですが、私たちが夕食を食べたレストランがまさにぼったくりの店だったというオチが。。。
メインストリートに面したレストランは観光客が行きやすいから危ないんではないかと、わざわざ路地に入ったレストランに入ったのですが、何とメインの通りとつながっているお店でした!
店に入ると、片言の日本語を話す初老のウェイターが日本語のメニューを席まで持ってきてくれました。
今日はロブスターがおすすめだよーとにこにこしながらサーブしてくれましたが、これは注意が必要です。
ネットのぼったくり被害にあった人の記事では、「写真付きの日本語のメニューを出されて、ロブスターのパスタが23ユーロだと言われたので注文したけど、会計の時に200ユーロほど請求された」と書いてありました。
パスタの下のに大きなロブスターが盛られている写真が日本語メニューに載っているらしいのですが、暗くてロブスターが一匹まるまる出てくるように見えなかったそうです。
しかも、メニューの下の方に3ユーロは1キロ当たりの値段です、と書いてあるらしいのですが、文字が小さすぎて見づらいし片言を話すウェイターがお得だよ!と強く勧めてくるので23ユーロでロブスターが食べれるのはお得だなと思って注文したらしいです。
大きなロブスターの入ったパスタが出てきた時には感激してパスタを平らげたようなのですが、会計の際には、巨額の請求をされてそのイタリア人のウェイターの押しにも負けて、泣く泣く請求された額を払ったとのことでした。
渡された日本語のメニューを見たのですが、確かに暗い光で撮られたメニューの写真が載ったメニューだったので、怖くなって英語のメニューをもらいました。
英語のメニューで確認すると、確かに時価の魚介類の価格はキロ単位の価格ですと書いてありました。
あー、これかーと思い、私たちは魚介類には手を出さず、ルッコラのサラダとマルゲリータピザを注文しました。
出てきたピザは私が思い描いていたピザとは違うマルゲリータピザでした。
私が想像していたマルゲリータピザはこんな感じ↓。
イタリアのマルゲリータは日本のやつとは違うのかな?なんて思いながらとりあえず食べました。
ベネチアでの夕食は、美味しかったけど、正直日本で食べるピザの方が熱々でもちもちでチーズがたっぷりで美味しいな、なんて思ってしまいましたw。
会計の時に面白かったのが、最初の片言日本語ウェイターのおじさんが会計をテーブルまで持ってきたのですが、
「あなたのお気持ち、お願いします。」と、チップを期待する言葉を残して去っていきました。
でも。。。会計の中身をよく見るとサービス料としてすでに10%チャージされているんですよね。。
しかも、確かイタリアでサービス料をチャージするのは違法と聞いたことがあるような。。
とりあえず、サービス料がすでに含まれているならチップを払う必要はないね、ということで小銭に至るまできっちり会計を済ませました。
私たちが店を出る前にパッと会計を開いた片言日本語ウェイターのおじさんが帰り際の私たちに向かって聞こえるようにイタリア語で文句を言っていましたw。
おそらく、「あのけち臭い日本人めー、きっちり金を置いていきやがったー。」みたいなことをぼやいていたんでしょうねw。
観光地あるあるの痛い洗礼を受けつつ終わったベネチアの夜でしたw。
明日は、フィレンツェに向かいます。