日本のホテル

東京駅から2時間半の箱根 仙石原の露天付温泉宿へ1泊2泊の旅

投稿日:2023-07-24 更新日:

露天付客室充実の宿 仙石原 品の木一の湯に宿泊

一人旅は毎回大宮から北へ行くことが多かったのですが、今回は久しぶりに箱根方面を目指してみることにしました。

以前訪れた草津の温泉がとても良かったので、箱根の湯はどんな感じだったか確かめるついでにのんびり過ごしたいというのが今回の目的です。

箱根方面を訪れるのは約10年ぶりなので、ついでに箱根の周りを散策して観光とグルメも楽しんで来たいと思います。

コロナ禍もようやく落ち着きをみせてきたので、去年おととしはおひとりさまの宿泊プランもかなりあって選びたい放題だったのですが、最近は事情が変わってきました。

希望の日付で1泊2食付き、そして一人で宿泊できる宿となるとそこまで選択肢がなくなってきます。

おかげで宿を絞りやすかったということもありました。

箱根の中心部から少しだけ離れていて、お部屋の雰囲気と食事がそこそこ良さそうな宿を選びました。

今回の宿は仙石原にある「品の木一の湯」さん。

客室に温泉も付いているということで楽しみです。

東京駅からは小田原駅を経由して箱根登山バスで向かうのが便利

都内から箱根に向かう場合、新宿から出ているロマンスカーが思いつきます。

しかし、ちょっとお高いのと新宿を経由しないといけないのが面倒だったので、東京駅から小田原駅まではJRで向かい、小田原駅からはバスで宿に向かうルートを取りました。

出費は惜しまず時間をかけずに移動したいという方は東京駅から小田原駅までは新幹線(こだま)か特急踊り子号などを使うと便利かもしれません。

新幹線のこだまを利用する場合は、前日までにJR東海の窓口でツアーとして申し込めば当日発券の際にドリンクが1本無料でついてくるという特典があったと思います。

Tokyo to Sengokuhara

Google Mapより

小田原駅からのバス利用が結構便利だった

小田原駅駅に到着しました。

遠くに小田原城が見えます。

駅構内の案内に従ってバス乗り場を目指します。

バス停の写真を撮っていなかったのが謎なのですが、外のバスターミナルでバス停に行先ごとに番号が振られているので、桃源台行きのバスに乗るといいです。(4番乗り場だったと思います)

分からない場合は、案内係のおじちゃん、おばちゃんが待機しているので聞いたらすぐに教えてくれます。

この辺りは外国人の観光客も多くて、案内係の方々もバスの運転手も片言の英語で接客している姿が素晴らしいなと思いました。

バスはSuicaなどの電子マネーが使えます。

車内は比較的空いていました。

結構山の中を走っていきます。

40分ほど乗車して、「俵石・箱根ガラスの森前」のバス停か「品の木・箱根ハイランドホテル」のバス停で降りると宿までは徒歩1分と大変便利です。

料金は大人1名1,120円。

私は俵石・箱根ガラスの森前のバス停で下車しました。

宿は箱根ガラスの森美術館のすぐそばにありました。

バス停近くの横道を入っていくとすぐに宿の看板が見えました。

仙石原品の木一の湯にチェックイン

宿には15時少し前に到着しました。

受付のある本館と道を挟んで別館があるようです。

まずは本館の受付でチェックインをします。

受付は小さめでしたが、脇にお土産コーナーと無料のドリンクサービスがありました。

缶ビールとジュース、水の提供がありました。

チェックインを済ませ鍵と館内の地図をもらって、ジュースと水をもらいました。

アメニティも必要なものはここでもらっていきます。

私が今回宿泊するのは別邸の方。

立派な門をくぐって進みます。

棟がいくつかあって私は一番奥の2階です。

階段なので、足が悪い人はチェックインの際に階段が難しいことを伝えて1階の部屋にしてもらった方がいいですね。

本館もお部屋がありますが、確か2階まで階段を登らないといけなかったと思います。

食事会場は本館と別邸で分かれていて、別邸は棟のひとつが食事会場になっていました。

庭がとてもきれいに手入れされていて、7月の宿泊でしたがあじさいがまだ咲いていました。

さて、私のお部屋はこちら。

外観はコンドミニアムの1室のようなモダンな造りです。

中に入ると外観とは全く違って和洋室のお部屋が現れます。

かなり広々としています。

一段低い位置にソファが2つも備え付けられています。

座敷に座るのもいいですが、ソファに座って外の風を感じるのも気持ちがよさそうです。

そして、宿自慢の露天風呂もありました。

こちらは夜に撮った写真ですが、チェックインを済ませて部屋に行くとお湯は既に張られていたのでいつでも温泉に入ることができるようになっていました。

移動でかなり汗をかいていたので、早速温泉に入らせて頂いて湯上りに受付で頂いてきたジュースを飲んでのんびり過ごしました。

この部屋は受付から少し遠いので、飲み物を確保してきてよかったです。

日中は気温が34度くらいでかなり暑かったですが、宿について夕食までくつろいでいると気温は28度か29度くらいになっていて、エアコンは付いていましたが窓を開けて過ごしても問題ありませんでした。

外からひぐらしの鳴き声が聞こえてきて、とても心地よかったです。

夕食は夕食会場でいただきます

さて、夕食の時間になりましたので夕食会場に向かいます。

17:45に夕食スタートだったと思います。

夕食会場の席は既に決められているので、自分の部屋番号の席に座って飲み物を注文しました。

他の宿泊客の方々は既に食事を始めていて3世帯くらいで家族旅行に来ている方々や外国人の観光客の方も大勢いました。

やはり箱根は外国人の観光客に人気なんですね。

さて、夕食はこんな感じ。

前菜の小鉢がテーブルに用意されています。

しゃぶしゃぶ用のお肉もこちらに。

牛肉と豚肉のしゃぶしゃぶが用意されているそうです。

米沢牛と鹿児島黒豚のしゃぶしゃぶで2023年3月からの春夏メニューだそうです。

ほたてとえびの味噌バター焼きもすでに準備されていて、係りの方が火をつけてくれました。

これだけでもかなりのボリュームですが、あとから金目鯛の煮つけが1匹丸ごとで提供されてきました。

1テーブル1匹なのかもしれませんが、結構な大きさです。

味付けは美味しかったですが、全てを食べきることができず申し訳なかったです。

お給仕の方は日本人もいましたが、日本語を話せる外国人のスタッフもいて、多分こういう方々は英語も話せるのでしょうね。

すごいですね。

入ったばかりのスタッフもいて、先輩スタッフについて一生懸命に働いていたのが印象的でした。

すっかりお腹はいっぱいになっていたのですが、やはりデザートは別腹です。

食事の最後にデザートを持ってきてもらって、本日の夕食はおしまいです。

夕食はアルコールが飲み放題だったようです。

他の席の方はビールやワインなどをおかわりしていました。

箱根の朝の空気を感じました

おはようございます。

昨晩は夕食の後、部屋の露天風呂に再度入りましてゴロゴロしながら寝てしまいました。

朝は早めに目が覚めたので、ひとっ風呂浴びてから少し宿のまわりを散策しました。

宿のまわりは少し民家がありましたが、ほとんど人は歩いておらず別荘らしき建物がいくつかありました。

都内からほんの少し移動してくるだけで、これだけの緑を感じることができるのはありがたいです。

リフレッシュできました。

朝食は昨日と同じ会場でいただきます。

朝食時間は少し遅くて7:40からのスタートでした。

昨日と同様に前菜は既にテーブルに準備がされていました。

ご飯もおひつが用意されているので、自分で好きな量を取り分けて食べることができます。

お味噌汁が鍋いっぱいに温められていて、味噌汁好きとしてはありがたい限りです。

前菜のお品書きも丁寧に説明が添えられています。

玉子は温泉玉子で脇に用意されている皿に卵を割ります。

あじの開きを焼き物もテーブルに着くとすぐに係りの方が用意してくれます。

こちらは鶏ともやしのせいろ蒸し。

火をつけて10分ほどで熱々を食べることができます。

温かいものを温かいうちに食べられるのは幸せなことです。

朝食もあっという間にたいらげてしまいました。

ホットコーヒーをもらって、デザートのプリンと一緒に食べました。

美味しかったです。

大浴場と露天風呂も試してきました

大浴場と露天風呂は本館の2階にあります。

貴重品用のコインロッカーもありますね。

ご婦人風呂の方は鍵がかかっているので、セキュリティ面は安心です。

女性だけ鍵を開けることができます。

内部は撮影できませんので、宿のHPを参考にして頂きたいですが内湯と露天風呂があります。

温泉が付いている部屋が多いせいか、大浴場は全然混んでいませんでした。

露天風呂はこのような感じで木々の緑と空の青を眺めながら、心地よい風を感じて温泉に浸かることができます。

部屋の温泉は無色透明でした。

衛生のためだと思いますが、少しだけ塩素の匂いがしましたが、露天風呂のお湯の方はかすかに白濁しているように見えて水あたりも滑らかでした。

(後で知りましたが、HPによると露天風呂は大涌谷源泉の硫黄泉を使用しているそうです)

HPより出典

個人的には露天風呂のお湯の方が好みでしたね。

両方のお湯を試してみてよかったです。

仙石原 品の木一の湯に宿泊してみて

都会の喧騒を逃れて、温泉に浸かってのんびり過ごすには最高のロケーションでした。

純和風な温泉宿という感じではありませんが、その分モダンに綺麗に整備されているので十分だと思いました。

外国人の観光客がたくさん訪れているのにも驚きましたね。

部屋に温泉が付いている部屋が多いので、他人と一緒に全裸でお風呂に入る習慣のない外国人の観光客には利用しやすい宿だったのかもしれません。

ただ、各部屋の温泉は天然温泉ではなさそうだったので消毒のための塩素の匂いがかすかにしたので、温泉は断然大浴場の露天風呂がおすすめです。

外から聞こえてくるひぐらしの鳴き声がなんとも夏らしくて、情緒がありました。

気温もそれほど高くなく、夜もエアコンなしで過ごすことができたのでいい避暑にもなりました。

十分いい宿なのですが、敢えて他の宿と比べた時に少し残念だったのが夕食・朝食の小鉢の味付けがお惣菜屋さんの域を出ていないものがあって、一口食べた時の感動はあまりありませんでした。

お肉はとても美味しかったので、品によると思いますが。

HPによると2023年の3月にリニューアルされているようで、確かに室内や館内はとてもきれいでした。

子供連れや女子旅向きなカラフルな室内のお部屋や、広々とした温泉が付いたお部屋など目的に合わせて利用できるのがいいですね。

箱根をバスで通過してくるときに他にも一の湯と看板を掲げている宿があったので不思議に思っていたのですが、どうやら一の湯グループがあるようで、犬と一緒に宿泊できる宿やグループ内での湯めぐりも楽しめるようです。

時期やお部屋の種類によっては10,000円台から宿泊できるそうなので、ぜひお得に泊まってみてほしいです。

じゃらんで品の木一の湯の空室状況を確認する

品の木一の湯

住所:〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940−2

電話番号:0460-85-2244

チェックイン:15:00

チェックアウト: 10:00

夕食:17:45

朝食:7:40

アクセス:公共交通機関を利用する際は、箱根登山バスを利用して「俵石・箱根ガラスの森前」のバス停か「品の木・箱根ハイランドホテル」のバス停で降りると便利です。

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