松島湾に面した「小松館 好風亭」に宿泊
松島では、松島海岸駅から徒歩15分ほどの松島湾に面した小松館に宿泊しました。
松島海岸駅から徒歩圏内だったのと、眺望と料理が美味しそうだったのでここにしました。
今回は特に一人旅だったので、一人で宿泊させてもらえるプランがあるのも決め手の1つです。
松島海岸駅からは送迎バスも出ているので、利用される方は事前に予約しておくといいと思います。
私の宿泊中も送迎バスを利用した年配のグループの方々に出会いました。
小松館は小高い丘の上にあります。
私は宿まで徒歩だったので、最後の上り坂に息が切れました。
ロビーは天井が広くて開放的な雰囲気があります。
ソファがいくつか置いてあって、腰かけてチェクインを待ちます。
ソファからの眺めの良さにホッと癒されます。
チェックインを済ませると、ロビー横のラウンジでウェルカムドリンクが出ます。
抹茶とくるみくべしを頂いて、ほっと一息つきました。
このラウンジにはドリンクサービスもあるので、22時までアルコールやソフトドリンクを頂くことができます。
アルコールは地元のお酒とみられる日本酒などが用意されていました。
このラウンジ外には旅館の足湯と見晴台があります、と案内を受けたので少し外に出てみました。
こちらが足湯。
海からの心地よい風を浴びながら、足湯に浸かれるというのはいいですね。
屋外へ出る扉の脇にタオルの用意もあるので、チェックインのついでに利用してみるのもいいかもしれません。
そして、足湯の奥にある見晴台からの眺めがこちら。
松島の島々の独特な形が美しいです。
仲居さんに部屋まで案内してもらう
ウェルカムドリンクを頂いて、一息ついたら部屋に向かいます。
旅館なので、仲居さんが館内の案内をしながら部屋に案内してくれます。
今回の私の部屋は4階の最上階。
約12畳ほどの広々とした和室です。
室内からも松島湾の眺望を望みます。
この眺めは爽快です。
椅子に座った状態からも素晴らしい景色が見渡せました。
荷物を降ろして、少しだけ景色を楽しんだら早速お風呂に行きます!
松島湾を見渡せる大浴場と露天風呂
室内に用意されている浴衣に着替えて温泉に行きます。
男湯と女湯があって、露天風呂があるのはこちらのお風呂だけでしたが、朝と夜で入れ替え制になるので、男性も女性も露天風呂が楽しめるようになっています。
大浴場は必要十分な広さで、眼前の窓全てから松島湾が見渡せるので実際の広さよりも明るく広く感じました。
ここの露天風呂は造りが面白くて、一回脱衣室を横切って露天風呂に行きます。
湯加減もちょうどよくて、風も気持ちよくて、ゆっくりできました。
夕食前に福浦橋を散策
夕食前に宿から紅く見えていた福浦橋を散策します。
旅館前の坂を下って海沿いを右手に5分ほど歩いていくと福浦橋に到着します。
橋の入口に売店と券売機があるので、入口が開いている間はここで通行料を払って橋を渡ることになります。
料金は大人一人200円。
現金のみです。
入口を過ぎると、福浦橋が現れます。
福浦橋は別名「出会い橋」とも呼ばれていて、良縁と出会える橋としても知られています。
松島にはこの橋を含めて3つの橋があって、本来は雄島にかかる「渡月橋(とげつきょう)」で悪い縁を切って、この福浦橋で良縁と出会い、五大堂の建つ小島にかかる「透かし橋(すかしばし)」で結ばれるというのが本来の橋の渡る順番だそうです。
私は松島に到着してからまず五大堂に向かい、その後この福浦橋を渡りました。
まずしっかり自分の現状を固めてから(結ぶ)、良縁と出会ったというところでしょうか。
私が訪れた時間帯はちょうど夕日が沈む時間帯だったので、橋の上から綺麗な夕焼けを見ることができました。
こちらは福浦橋の見晴台からの風景。
日が沈むとすぐに暗くなってしまうので、急ぎ足で福浦島を回りました。
この時間帯だけの特別な景色を眺められたのはよかったです。
夕食は【和のフルコース】<月の光>地産美味・松島の新鮮素材をを新 しい洋食スタイルで
宿に戻るとすぐに夕食の時間がやってきました。
足早に夕食会場に向かいます。
夕食会場はかなり広い場所で、テーブルの間隔もかなり広々と取ってあったので、ゆったりとした気持ちで食事を楽しむことができます。
席に案内されて着席すると、前菜が既にテーブルに用意されていました。
眺めているだけで、美味しそうです。
全部美味しいのですが、左から2番目のソバの実の真丈がホクホクで美味しかったです。
次の器はお造り。
どれも丁寧に仕込んで提供されているので、美味しかったです。
さすが松島はマグロが有名な土地というだけあって、マグロはもちろん美味しかったです。
一番右は太刀魚の刺身だそうで、初めて太刀魚の刺身を食べたので驚きました。
お皿も凝っていて美味しさ倍増です。
お次はメニューを3品の中から選べるもので、私はアワビの肝バター焼きを選びました。
(夕食時のチョイスはウェルカムドリンクの際に仲居さんが確認してくれます)
鮮やかなお皿に盛られてきたアワビ。
柔らかで肉厚でとっても美味しかったです。
料理を作ってくださったシェフには申し訳ないですが、美味しくてペロリと食べてしまいました。
ここからは洋風のメニューが続きます。
こちらは伊勢海老と魚介類のブイヤベース。
先ほどのアワビといい、伊勢海老といい、食材が豪華です!!
伊勢海老は身がぷりぷりでスープは魚介の旨味がぎゅうっと出ていて、濃厚なスープを味わいました。
魚介をたっぷり楽しんだ後はお肉です。
仙台黒毛和牛のオランダ焼き。
ナイフがスッと入る、柔らかくて焼き具合も丁度いいお肉でした。
脂の乗りも丁度よく、お肉自体を食べ終わった時点ではちょっと足らないかな、と思ったのですがそんなことはなかったです。
この後に出てくる締めのご飯がとってもボリューム満点なので、結果的にお腹いっぱいになりました。
最後の締めは白米のご飯とお味噌汁かなーと思っていたら、釜炊きされた炊き込みご飯がやってきました。
その名も「海の宝石ご飯」。
出汁を存分に吸ったウニやカニ、ホタテなどが具だくさんに炊き込まれたご飯を給仕の方がよそってくれて、最後にイクラを乗せてくれます。
確かにこれは海の宝石箱!
炊き込まれたご飯にウニやカニやホタテなどの全ての具材の旨味が凝縮されていて、1粒1粒のお米が美味しい。
付け合わせの香の物もお味噌汁も大変美味しくて、お釜にあった炊き込みご飯を全部食べてしまいました。
いやー、お腹いっぱいです。
ここまでの流れがあるから、炊き込みご飯までのお料理は少し少なめで提供されてくるのがちょうどいいバランスなんですね。
お料理が終わると、デザートの提供があります。
一旦、ウェルカムドリンクを頂いたラウンジに移動してデザートと飲み物を頂くことになります。
ラウンジまでは係りの方が丁寧に先導してくれて、私の案内係の方は、海外の方でした。
日本語がとてもお上手で、気配りも抜群でした。
こちらが、デザートプレート。
パティシエの方が作ってくださいました。
ホットコーヒーと一緒に食べて、最後にホッと一息つくことができました。
部屋に戻ると布団が用意されていたので、少しゴロゴロしている間に眠ってしまいました。
松島の夜明けは霧に包まれていた
早く寝たら早く起きてしまう年頃なようで、翌朝は4時半に目が覚めてしまいました。
せっかくだから、朝風呂を独り占めしようと思い大浴場に行ったのですが、なんとこの時間で先客が!
驚きましたが、温かいお湯に少し浸かりたいだけだったので、少しお湯に入ってから部屋に戻りました。
まだ外は暗かったので、本を読みながら夜明けを待っていたのですが、松島の朝は海が霧にかかっていました。
朝食は3段重で
朝食は朝の7時からでした。
昨日夕食を頂いた会場に向かいます。
係りの方に案内されて、座席へ。
朝食がすでに用意されていました。
1の重には胡麻豆腐と松前漬けが。
胡麻は濃厚、松前漬けは数の子がぷっちぷちで美味しかったです。
そして2の重。
地元の笹かまぼこや筑前煮。
少しずつ色々食べられるこの重は旅館の朝食ならではなので、大好きです。
そして、3の重の銀鮭の塩焼き。
鮮やかな色彩の器が美味しさをうまく演出してくれます。
この銀鮭、脂がちょうどよく乗っていて、柔らかでジューシーでとっても美味しかったのを今でも覚えています。
他にもサラダや茶わん蒸しなどももちろん美味しかったですし、昨日に引き続いてお味噌汁の出汁がきいていて、とても美味しかったです。
ご飯とお味噌汁はおかわり自由ですよ、と言われたのでどちらもおかわりしてしまいました。
ちなみに、ご飯は白米と炊き込みご飯を選ぶことができます。
デザートとコーヒーもいただいて、朝食も満足でお腹いっぱいになりました。
あっという間にチェックアウトの時間になって、宿を後にしました。
色々お世話になって、いい景色が見えるいいお部屋に泊まらせてもらえて、ゆっくりとした時間を過ごすことができました。
この宿に泊まってよかったです。
小松館に宿泊した感想
宿のロビーから松島の海がさぁーっと開けていて素晴らしい眺めでした。
お部屋も広くて部屋からの眺めも最高でした。
出迎えをしてくれた方が私が前日渡月橋に行けなかった話をしたのを覚えていてくれて(実は渡月橋は2回行きました)、朝食の際に声がけを頂きました。
食事も最高で、大浴場からの海の眺めもまた最高でした。
露天風呂はややこじんまりしていますが、潮風が感じられて気持ちよかったですよ。
男女交代制なので、右側の大浴場が空いている時はぜひ露天風呂を利用してみてください。
有料ですが、貸し切り温泉も用意されているのでファミリーやカップルなどプライベートで利用したい際は利用してみてもいいかもしれませんね。
貸切風呂はチェックインの際に案内があります。
松島海岸駅からは徒歩だと少し時間がかかるので、送迎バスをお願いすることをおすすめします。
おそらく、予約の際に事前に予約しておけば送迎が来てくれているはずです。
松島の遊覧船乗り場付近からであれば、海沿いの道を歩いてくると意外と近いです。
こんな感じのルートで歩いてくることができます。
私が宿泊したころはまだ繁忙期の直前だったので、一人で宿泊するプランがあって、広い部屋を独り占めすることができました。
繁忙期には難しいかもしれませんが、おひとり様プランが続くとうれしいですね。
今回私は、初めてYahooトラベルを使ってみました。
Paypayカードユーザーだったので、予約の場で10%のポイント還元があったので、何だかお得感がありました。
忘れた頃につくポイントより、その場でつく割引の方が今は使い勝手がいいと思いました。
(2022/10/14現在は全国旅行支援の影響で新規の予約を受け付けていないそうです。落ち着いたら、Yahooトラベルや一休.com、その他の旅行サイトをチェックしてみてください。Yahooトラベルは一休.comとの提携でした。)
松島で観光した記事はこちらで書いています。
ぜひ参考にしてみてください。
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