あんこう鍋を楽しみに北茨城の宿へ
今年も寒い季節がやってきました。
こんな時な温かい温泉と美味しい料理が食べたいもの。
冬の旬の食べ物といえば、あんこう鍋もその1つ。
以前、近所の料理屋さんで食べたあんこう鍋がとても美味しかったのが忘れられなくて、どうせならばあんこう鍋と温泉を楽しみたいと思って探し出した「うぐいす谷温泉 絶品あんこう鍋とキンキ煮付の宿 竹の葉」さんへ1泊2日の旅に出かけることにしました。
今回はじゃらんのサイトから【期間限定】竹の葉名物!北茨城・冬の味覚≪ あんこう鍋 ≫を囲んで♪というプランを申し込みました。
「環境水族館」アクアマリンふくしまで観光してからチェックインする
今夜の宿、竹の葉さんは福島県にほど近い茨城県の北部にあります。
東京都内からは高速を使えば車で約2時間ほどで到着します。
チェックインまで時間があまりそうだったので、宿にチェックインする前に福島県まで移動して、福島県いわき市にある「環境水族館」アクアマリンふくしまへ行くことにしました。
途中の道沿いで見つけたお寿司屋さんで昼ごはん。
お得なランチセットが美味しかったです。
そして、アクアマリンふくしまへ到着。
この辺りは東北の地震の際に被害にあったのかもしれません。
街並みは新しく、道も駐車場も広々でした。
天気がいいですが、海沿いなので風が強い日です。
JAF会員は入館料が少しだけ割引されるので、JAFカードを提示して割引を受けて入館。
館内は空いていました。
環境水族館というだけあって、環境のことを学びながら楽しめる水族館です。
建物も現代的で何だかワクワクする構造です。
開放感があって気持ちがいいいです。
館内は順路が分かりやすく案内されているので、回りやすいです。
色んなエリアに分かれていて、いわき市沿岸エリア、亜熱帯エリア、深海エリアなど見応えがあります。
くじらの標本なども展示されていて、改めてクジラの大きさを実感できます。
大型水槽のエリアでは水の中を歩いているような体験ができる場所や餌やり見学やバックヤードツアーなども体験できます。
展望台もあって無料で利用することができます。
いい天気だったので、周りの景色がよく見えました。
面白いなと思ったのは、飼育員が潜水する設備を展示する傍らで、お魚釣り体験コーナーがあって釣った魚をその場で調理してもらって食べることが出来るのです。
食育の一環だと思いましたが、面白い取り組みだと思いました。
砂漠で生活するフェネックスという動物がいました。
砂中の獲物を発見できるように大きな耳があるようです。
体温調整にも使われているそうです。
このほかにも色鮮やかな金魚を見ることができる金魚館などがあって、1日中家族ずれや大人同士でも楽しめる場所で楽しかったです。
うぐいす谷温泉 絶品あんこう鍋とキンキ煮付の宿 竹の葉にチェックインします
「環境水族館」アクアマリンふくしまから竹の葉さんまでは下道で40分くらいで到着しました。
1本大きな通りから谷を下って行くような道を行くと、駐車場があってその奥の橋を渡った先に宿の入口があります。
小さな川が流れているのですが、橋を渡ると日常的は世界からか隔絶されて竹の葉の雰囲気にどっぷり浸かっていくような気持ちになります。
宿の仲居さんがお出迎えしてくれました。
こじんまりとしたアットホームな雰囲気のロビーでチェックインを行って、すぐに部屋に案内してもらいます。
立派な階段を上ります。
こちらのお宿は本館と新館の2つの建屋があって、本館は昔ながらの和室のお部屋でリーズナブルな価格で宿泊できるようです。
新館の方は客室に露天風呂がついているお部屋もあるようで、それぞれの予算とニーズによって部屋を選べるようになっています。
今回私たちが選んだ部屋は広縁がついている和室の部屋を予約しました。
お部屋は小上がりの玄関スペースと洗面台、トイレなどのスペースが独立していてとても広々です。
そして、お部屋はシンプルな和室。
ただ、この部屋を選んだのはこの広縁に腰かけて見える風景が落ち着きそうだなと思って予約しましたが、本当にそうでした。
すぐ目の前には川が流れているので、窓を開けると水の流れる音が聞こえてきます。
土間は少し寒いのですが、きちんとエアコンと足元用のヒーターが用意されていました。
せっかくなのでこちらのお茶菓子を外の景色を見ながら頂きました。
露天風呂や家族風呂も充実しています
夕食の前に宿のお風呂を堪能してきます。
浴衣などは部屋に全て用意してありました。
こちらの宿は内湯の大浴場のほかに露天風呂と家族風呂もあるそうです。
家族風呂は他の利用がなければ、予約などは不要で自由に使っていいということでしたが、今回は露天風呂を楽しみたいと思ったので家族風呂は利用しませんでした。
お風呂コーナーは冷たいお水やマッサージチェア、自動販売機などが用意されていて、お風呂前でもお風呂上りでもゆったりできるスペースになっていました。
温泉は低温のため加温と衛生管理のための循環ろ過がされていますが、源泉100%の温泉です。
男湯と女湯は入替制になっていて、どちらのお風呂からも見事な竹林と横を流れる川のせせらぎを聞くことができます。
内湯もいいですが、やはりおすすめは露天風呂。
42度と少し熱めで、湯舟はそんなに大きくないですが大型ホテルのように利用客も多くはないので少し時間帯を外すだけで貸し切り状態で露天風呂を利用することができます。
私も夕方と朝の2回お風呂を利用させてもらいましたが、どちらの時間帯も貸し切り状態で利用することができてとても気持ちがよかったです。
夕食は部屋食で提供してもらえます
こちらの宿の夕食は部屋食なので、こちらが移動せずともお料理を部屋まで運んでもらえるので、他の宿泊客に気兼ねせずにゆっくり自分たちのペースで食事を楽しむことができます。
夕食の提供は18時からですが少し前に仲居さんが電話で飲み物の確認をしてくれます。
私たちを担当してくれたのは声が可愛らしい元気な仲居さんでした。
前菜やお刺身が乗った大きなお盆から食事が始まります。
このあとにあんこう鍋が来るのに、これだけでもかなりなボリュームです。
お刺身は厚切りで食べ応えがありました。
そして、こちらは色々な貝を食べやすく調理した冷菜。
旨味が凝縮されていて美味しかったです。
こちらはお豆腐だったと思います。
美味しかったのでペロッと食べてしまいました。
しばらくすると仲居さんがあんこう鍋ときんめの煮つけを運んできてくれました。
あんこう鍋は一度下茹でしてあるので、さっと煮立ったら食べ頃だそう。
ラー油のように見えるのはあんこうの脂ですよ、と説明してくれました。
こちらのあんこう鍋は味つけが濃厚であんこうの身もぶつ切りで入っていて美味しかったです。
あんこうは骨以外全て食べられますよ、コラーゲンもたっぷりですと仲居さんが仰っていたとおりぷりぷりでした。
煮つけの魚も美味しいです。
お腹がいっぱいだったので、煮つけは一切れで助かりました。
〆はあんこう鍋を雑炊にして食べるのが通常だそうで、私たちはすでにお腹がいっぱいだったのでご飯は1人前だけお願いしました。
仲居さんが手早く雑炊を作ってくれて食べましたが、私は完食できずに申し訳ないことをしました。
お目当てのあんこう鍋を堪能できてお腹いっぱいで大満足でした。
そのあと、部屋の布団でごろごろしながら過ごした後は寝てしまいました。
朝食は大広間で地元の食材を使った朝食メニューをいただきます
朝食は7:30からで大広間に移動して食事をします。
時間前になると、食堂から電話で準備ができたことを知らせてくれますので、移動すると昨日の夜に引き続き豪勢な朝食が待っていました。
ご飯はおひつに炊き立てのご飯が入っていて、自分が食べたい量をよそって食べます。
温かな豆乳鍋と、地元名産の水戸納豆も召し上がってくださいと仲居さんに案内されました。
他にもご飯のお供になりそうな小鉢やメニューがたくさんありました。
私は正直あまり納豆が好きではないので、普段朝食に出されても完食することはないのですがこちらの納豆は何だか美味しくて完食しました。
お味噌汁も海藻がたくさん入っていて、海藻好きの私はありがたかったです。
全部美味しかったです。
無料のコーヒーは1階ラウンジで提供されています
食後にコーヒーや紅茶を楽しみたい宿泊客のために1階のラウンジでは温かい飲み物の無料サービスがあります。
このラウンジでゆったり景色を見ながらコーヒータイムを過ごしてもいいですし、持ち帰り用のカップも用意されているので飲み物を持ち帰って部屋でゆっくりすることもできます。
私は飲み物は部屋に持ち帰って、昨日の夕食で食べることができなかったデザートと一緒にコーヒーを頂きました。
リンゴのコンポートがとても美味しかったです。
うぐいす谷温泉 絶品あんこう鍋とキンキ煮付の宿 竹の葉に宿泊した感想
都心からも近く、喧騒から逃れて美味しい食事と温泉を堪能することができるとてもいい宿でした。
車で走っていた時はかなり市街地を走っていたので、「こんなところに温泉があるの?」と心配な気持ちがありましたが、この宿のまわりだけは川のせせらぎしか聞こえないようなのんびりとした空気が流れていてとても落ち着きました。
食事はあんこう鍋を部屋食で食べることができたので、目的を果たせてよかったです。
味が濃厚すぎて少し塩気が強く感じましたが、こういうものなのだろうと思います。
部屋数もそこまで多くないので仲居さんの気配りが細部まで行き届いている感じがして、おもてなしをされている感じが伝わりました。
茨城県は関東圏だし雪も降らないので、寒さはそこまでではないだろうと思っていましたがやはり朝晩は冷えました。
無色透明な温泉に浸かって、露天風呂を堪能しましたが頬に当たる風が冷たかったです。
あんこうは3月くらいまでが旬だと仲居さんが仰っていましたが、それ以外の季節はキンキの煮つけなどが楽しめる宿だそうです。
また、冬の季節にあんこう鍋を食べに訪れてみたいと思いました。
うぐいす谷温泉 絶品あんこう鍋とキンキ煮付の宿 竹の葉
住所:茨城県北茨城市磯原町磯原2275
電話番号:0293-42-2288
チェックイン:15:00
チェックアウト:10:00
夕食の時間:18:00 (宿泊時)
朝食の時間:7:30
温泉の利用時間:23:00まで
竹の葉ホームページ:http://www.uguisudani-onsen.com/contp/sitemap.html (リンク切れあり)
一言コメント:客室露天風呂付のお部屋の温泉も天然温泉だそうです。夕食は部屋食なのでプライベート感があってとても良かったですし食事は夕食も朝食も大変美味しかったです。
駐車場は宿の前は8台ほどあって、もう一つ下のスペースに別の駐車場があるようでした。
公共交通機関を使う場合は、東京駅からだと特急ひたち・ときわで磯原駅で下車して徒歩30分だそうなので駅からタクシーなどの手配が必要です。
東京駅から水戸駅まで高速バスが出ているので、水戸駅から電車で磯原駅まで移動するルートもあるようですね。