東京駅から約3時間で一面銀世界の露天風呂と美食を楽しむ旅
こんにちは。
今年の年末年始は大忙しでずっとストレスのかかる毎日です。
そんなストレスを吹き飛ばそうと、関東ではなかなか見ることのできない雪景色を見ながらゆっくり温泉に浸かって、美味しい料理を楽しみたいということで今回は山形県米沢市にある小野川温泉の「美湯美食の離れ宿 河鹿荘」さんに1泊2日の予定で滞在してきました。
この宿は東京駅から東北新幹線で米沢駅まで行き、そこからは路線バスで来ることができるます。
利便性も良さそうだったので、最初は新幹線とバスを乗り継いで行く旅を予定していたのですが、雪の中をドライブしてみたいという気持ちから自走で行くことになりました。
自慢の庭園と池が見渡せるマッサージチェア付きのモデレート和室8畳のお部屋
こちらのお宿はなんと温泉露天風呂付のデラックスなお部屋もありますが、我が家の予算的に一般的なお部屋にプチ贅沢でマッサージチェアがいつでも使えるというお部屋を予約しました。
美湯美食の離れ宿というだけあって、夕食はなんと米沢牛です。
メインの料理が海鮮を含めて6種類ほどあって、その中から2種類を選ぶシステムになっています。
特に希望がない場合は、人気のメニューであろうすき焼きとステーキが提供されるようになっています。
私も例外なく、米沢牛のすき焼きとステーキをメインに選択しました。
トンネルを超えるとそこは雪景色だった
この日は山沿いにかなりの積雪が予想される日でしたが、高速道路は雪がほとんどなかったのでもしかしたら今回は雪景色は見られないのではないか、と車に乗りながら考えていましたが、トンネルを超えると雪の量も景色もけた違いの光景が広がっていました。
除雪車が稼働していて、道路脇には1メートルほどの雪が除けられていました。
よく見ると家庭用の除雪機を使っている家庭もちらほら見かけて、やっぱり米沢は雪国なんだと思いながらチェックインしました。
宿の前は、消雪ホースで雪が積もらないようにされていて車を停めるのに苦労はありませんでした。
玄関前には履物を預かってくれる担当のスタッフがいて、ロビーで待つように案内されます。
ロビーは小規模ながら統一感のある落ち着いた雰囲気です。
館内は寒くないように暖房がつけられていました。
フロントで夕食と朝食の時間を確認をして、仲居さんに館内の説明をされながら今日のお部屋に案内してもらいます。
入口からは分からなかったですが、いくつかの廊下で繋がれた館内はかなり広いです。
今晩のお部屋は和室からの眺めが素晴らしいお部屋です
仲居さんに案内されたお部屋はこちら。
2階の和室8畳のモデレートのお部屋です。
広縁と和室の境目がないので、8畳でもかなり広く感じられます。
お布団はすでに用意がされていました。
まだ日暮れまで時間があったので、少し雪が降り始めていましたが、窓からの景色を覗くと素晴らしい光景が広がっていました。
池があると教えられたところには雪が積もっていて、池の中にある浮島の木々もすっぽりと雪をかぶっていました。
隣の建物の屋根の雪は今にも落ちてきそうです。
「そうそう、こういう景色を見たかったんだよ!」とかなり興奮しています。
美味しそうな温泉まんじゅうを頂いて、日が暮れる前に近所に散策に行くことにしました。
宿の方から出かけるならば長靴を使って下さいと言われたので、宿の長靴を借りて出かけることにしました。
河鹿荘の近くにはかまくらや天然温泉の公衆浴場など旅情がいっぱい
宿の近くを散策しに出かけると橋があったので、行ってみました。
橋のたもとにも川の両側にも雪がめいっぱい積もっていて、一面雪景色でした。
近々、かまくらまつりがあるということで、かまくらがいくつか作られていました。
かまくらの中から近所の飲食店に出前を注文することもできるそうです。
宿の近くには天然温泉の共同浴場がいくつかありました。
観光客も料金を支払って利用することができるようです。
入館料金は200円で午後5時~10時まで利用できるようです。
館内または近くの商店で利用券を購入するようです。
観光案内所も整備されていて、無人販売と足湯を利用することができるようでした。
足湯は座面が雪で覆われていたので、今回はあきらめました。
人通りはほとんどありませんでしたが、雪国のおばあちゃん家を訪れたような何とも言えないわくわく感がありました。
近くの商店では、ラジウム玉子と名付けられた温泉玉子が販売されていたので、1パック買ってみました。
日が暮れてきて、雪の降り具合が強くなってきたので宿に戻って温泉で身体を温めることにしました。
温泉は男湯と女湯の2か所に分かれています
宿に戻って、ロビー横にある浴衣コーナーで自分サイズの浴衣を選びます。
温泉は時間帯で男女入替制になっていて、2階にある方の温泉には露天風呂が付いています。
あさみどりは1階にある方の大浴場で内湯のみです。
夕方はあさみどりが女湯でした。
女湯の隣には家族風呂があります。
フロントに予約をして使用することができるようです。
こちらのお湯は源泉100%かけ流しで伊達輝宗の長男「伊達政宗」もこよなく愛した名湯だそうです。
元々の源泉は80.3度と高温だったので加水をして使っていたようなのですが、平成20年に低温泉の採掘に成功してからは高温の温泉と低温の温泉をブレンドして使用しているそうです。
あさみどりの大浴場はこんな感じで大きな窓から館内の庭園を眺めながら天然温泉に浸かることができます。
お湯の温度もぬる湯とあつ湯に分かれていて、自分好みのお湯に入れるのがとてもいいです。
こちらの大浴場はホームページからのご紹介ですが、庭の景色が一面の雪世界で素晴らしかったです。
さすが源泉100%かけ流しのお湯だけあって、お湯がとても滑らかで肌を触った感触がとても滑らかで気持ちがよかったです。
この日は宿泊客がそんなにいなかったのかたまたま時間がよかったのか、私が入った時には他の利用客が誰もいなかったので、窓からの雪景色を独り占めしながらお湯にゆったり浸かることができました。
とてもリラックスできました。
もう1つの大浴場はせせらぎです。
浴衣コーナーがある渡り廊下から階段を2階へ上がったところにあります。
こちらは大浴場と露天風呂があって、夕食後から入替になります。
大浴場の大きさはあさみどりとさほど変わらないくらいの大きさで、その奥に露天風呂があります。
ここもあつ湯とぬる湯に分かれていて、目の前に雪景色を見ながら露天風呂に入ることができます。
個人的には、露天風呂のぬる湯でも熱くて長居はできませんでしたが、景色は素晴らしいものがありました。
食事は個室の食事会場でいただきます
18:00にお待ちかねの夕食の時間になったので、食事会場へ移動しました。
食事会場はそれぞれ個室になっていて、1階だけでなく2階もあってかなり広かったです。
それぞれの部屋に給仕担当の仲居さんがついてくれるようです。
私たちの担当はベトナムのダナンから来たという女性でした。
美味しそうな前菜の盛り合わせがテーブルに用意されていました。
乾杯をして、すき焼きの鍋に火をつけてもらいます。
すき焼きの他にも料理が続々と提供されます。
こちらはかぶら蒸し。
エシャロットの生ハム巻きなどの小鉢もついてきます。
すき焼きも熱々を溶き卵にくぐらせて食べます。
さすがの米沢牛!
とっても美味しかったです。
席のタッチパネルで追加のドリンクを注文することができたので、地酒の飲み比べセットを注文しました。
珍しく日本酒を飲みました。
この後もステーキを鉄板で自分で焼いて食べ、〆のご飯とお吸い物、お漬物を頂いて、デザートを食べました。
お風呂も大変気持ちよかったですが、食事も大変美味しくて大満足でした。
夕食後は満腹でしたが、ひと休みして雪見の露天風呂を楽しんでからぐっすり眠りました。
朝食は米沢牛の牛丼のサービスがあります
おはようございます。
夜の間に雪が降り続いたようで、朝起きると池の雪が一段と深くなっていました。
野生動物の足跡がいくつか見えたので、夜の間に池の上を歩き回ったのかもしれません。
朝食は昨日と同じ個室の食事会場で食べることになっていたので、7:30に食事会場へ向かいました。
昨日の夕食も豪勢でしたが、今日の朝食も品数が豊富で見ているだけで楽しくなります。
朝の湯豆腐と温泉玉子も付いてきます。
そして、驚きなのは朝のご飯は普通の白ご飯と牛丼から選ぶことができます。
普段は朝から牛丼を食べることはないのですが、せっかくの米沢牛の牛丼だったのでつい注文してしまいました。
大変美味しかったです。
お腹いっぱいです。
チェックアウト前に大浴場が再度入替になっていたので、もう一度こちらの温泉に浸かってから帰ることにしました。
美湯美食の離れ宿 河鹿荘に宿泊した感想
大満足です。
希望していた雪景色も美味しい食事も、天然温泉100%かけ流しの上質な温泉を堪能出来たこともとても良かったです。
館内はレトロな雰囲気が漂っていて、昔ながらの温泉宿といった雰囲気でアットホームなおもてなしに癒されました。
どこかのレビューで見たのですが、私個人的にはあさみどりの泉質がドンピシャで気持ちがよかったので、2回入ることができてとても良かったです。
夕方も朝も入りましたが、混雑することなくゆったりとお湯に浸ることができて久々にいいお湯に浸かったなぁと感じました。
循環式で塩素で消毒してあるような温泉に入ると私の肌は少し負けて痒くなってしまうのですが、こちらの温泉は全くと言っていいほど肌トラブルが起こりませんでした。
お部屋も8畳とは思えない広々としたものがありましたし、マッサージチェアも独り占めできたのはよかったです。
(少しマッサージチェアは強すぎて痛かったですけど。)
用意されていた温泉まんじゅうもお茶もすごく美味しかったですし、お風呂用に持っていける籠の用意もあったのが地味に便利でした。
食事ももちろん美味しかったので、本当に満足のいく滞在でした。
また雪の季節に宿泊してみたい宿になりました。
絶対おすすめの宿です。
美湯美食の離れ宿 河鹿荘
住所:〒992-0076 山形県米沢市小野川町2070
電話番号:0238-32-2221
河鹿荘のホームページ:小野川温泉 河鹿荘【公式】山形県米沢市 美湯美食の離れ宿
チェックイン:15:00
チェックアウト:10:00
一言コメント:公共交通機関を使う場合は、米沢駅からバスで20~30分ほどです。バス停からは徒歩2分です。1時間に1本なので、帰りの時間帯などのバスの時刻表はチェックしておきましょう。
車で行く場合は、冬は最後の100メートルほどが細い道になるので運転に気を付けてくださいね。