阿蘇山から高千穂峡を観光してから上天草までドライブします
阿蘇では、アーデンホテル阿蘇というホテルに宿泊しました。
たまたま見つけたホテルでしたが、部屋も広く温泉の泉質も素晴らしかったです。
料金も比較的リーズナブルに宿泊できて、大変満足な宿でした。
今日は阿蘇から高千穂峡まで南下して高千穂観光をします。
その後、西に向けて走り進み天草までのドライブです。
高千穂手前にトンネルの駅で車掌体験と酒造見学
アーデンホテル阿蘇を車で出発して約1時間ほど行ったところで、大きなSL機関車と古い列車が見えたので立ち寄ることにしました。
トンネルの駅と呼ばれているようで、お土産物の他に利き酒の体験や酒蔵見学ができます。
こちらの車両はたかちほ号と言って、実際に平成15年まで高千穂駅~延岡駅間を走行していたものだそうです。
外観を見学できるだけかと思いきや、実際に車内に入ることができました。
引退した電車の車内とは思えないほどきれいです。
驚くべきことに車掌席にも座ることができて、車掌気分を味わうことが出来ます。
電車好きでなくとも興奮して運転してしまいそうになります。
たかちほ号の隣にはSLも展示されていました。
そしてこのトンネルの駅にはさらに見どころがあります。
天孫降臨の滝と呼ばれる落差18mの天然滝があります。
夏の暑い日には滝の近くで涼をとることもできるでしょう。
トンネルの駅には神楽酒造株式会社が運営していると思われる土産物屋さんがありました。
ここでトイレ休憩とお茶のお土産を購入しました。
土産物屋横にはトンネルの駅の由来になっている電車のトンネル跡が見学できるようになっています。
1年中を通して、気温が一定しているのでお酒造りに向いているのだと思います。
地元名産の焼酎を作っていました。
奥までずっと酒樽が積み上げられているのが見えます。
このトンネルは全長1115mほど焼酎の貯蔵に使用しているようです。
かなりの貯蔵スペースですね。
壁面は昔のトンネルの面影が残っている感じがします。
独特な雰囲気があって見ていて楽しいものです。
高千穂峡の観光は午前中の早めがおすすめ
少し寄り道をしましたが、休憩もできてよかったです。
高千穂峡へさらに進んでいきます。
高千穂峡は入口の通りから車で5分ほど下ったところに一番近い駐車場があります。
その他の駐車場は、橋を越えた先にあって高千穂峡までは徒歩で約15分の距離になります。
入口横で警備員の方の指示に従って各駐車場に振り分けられるようですが、できれば朝早めに行って一番近い駐車場に車を停めたいですね。
こんな感じで高千穂峡周辺にはいくつか駐車場があるのですが、御塩井駐車場が一番近くて便利です。
私たちが高千穂峡へ到着したのは11時を過ぎていました。
下の駐車場の御塩井駐車場に停められるかどうかというギリギリの時間帯でしたが、運よく下の駐車場に誘導されました。
駐車場を出て橋からの高千穂峡の眺めは思わず声が出てしまうほどでした。
駐車場奥にはボート乗り場の受付もあります。
この日は1艘4,100円でしたが日によって5,100円という日もあるようで、価格は変動制のようです。
ボートに乗ってみたかったですが、ボート待ち時間が1時間とのことだったのでやめました。
橋の周辺にはいくつかの飲食店と庭園があります。
庭園の正面あたりの細い道を行くと、よくテレビや観光マップで見かける高千穂峡の姿がありました。
高千穂峡に流れ落ちる滝も素晴らしいですが、ここに来ないと気付かない岸壁の造形なども自然がつくったと思えないくらいの造形美でした。
この岩の何とも言えない形がすごいですね。
この日は令和4年の台風14号で破壊されてしまった遊歩道を修復して新たに開通させるための最終点検を行っていました。
ドローンを飛ばして、改修前と改修後の映像を記録するそうです。
散策路に台風前と台風後の写真が掲示されていて、自然の脅威をまざまざと見せつけられました。
ちょうどお昼時だったので、高千穂峡でお昼を食べることにしました。
私のおすすめは高千穂峡の石碑の後ろ側にある流しそうめんのお店「お食事処 千穂の家」です。
平屋建ての古民家風の外観で趣深いですが店内も流しそうめんの体制が万全に整っています。
流しそうめんと天ぷらの盛り合わせと川魚の焼き物のセットが人気でしたが、そこまでの量は食べきれないと思ったので、私は冬季メニューの肉うどんを注文しました。
出汁がよく出ていて美味しくて温まりました。
高千穂峡
高千穂峡のボートは事前に予約することができます。
ボート予約のHP:https://takachiho-kanko.info/boat/detail.php
お食事処 千穂の家
電話番号:0982-72-2115
営業時間:11:00~14:30
一言メモ:高千穂峡にあるお食事処です。お店のおすすめは流しそうめんと川魚の焼き魚です。高千穂峡の清らかな水を使った流しそうめんは美味しそうでした。夏の暑い日に食べたいです。
清和文楽館で美味しいブルーベリージュースでリフレッシュ
高千穂峡を観光した後は天草に向けて西に進んでいきます。
途中、清和文楽館がある道の駅に立ち寄りました。
この地域はブルーベリーの栽培が盛んなようで、道の駅ではブルーベリージュースやブルーベリージャムなど特産品がたくさん売っていました。
私たちはリフレッシュにブルーベリージュースを購入しました。
のどごしすっきりで、とても美味しいブルーベリージュースでした!
通潤橋へ立ち寄ります
清和文楽館で「通潤橋」というのろしがいくつも掲げられていたので、気になって立ち寄ってみることにしました。
トンネルの駅から車で20分ほどで、道の駅通潤橋の近くにあります。
最近国宝に指定されたのか、「祝国宝通潤橋」という垂れ幕が掲げられていました。
ここは熊本県山都町。
阿蘇の南側に位置します。
この土地の祭りの豊作祈願で作られる「大造り物」と呼ばれる自生する植物で作られたくまもんの作品も展示されています。
通潤橋は近くまで歩いていくことが出来ます。
通潤橋は江戸末期に行政の責任者であった布田保之助という方によって建設されたそうです。
国内で最大規模の石造アーチ水路橋であり、この橋の中にも3本の用水路が通っているそうです。
この用水路を利用した農作活動によって辺り一帯の田畑はとても潤ったとのこと。
関東住まいの私たちは初めて見た石造りの立派な橋でした。
地元では有名な場所のようで、観光バスで通潤橋の観光に来ている旅行客が大勢いました。
近くを通った際にぜひ立ち寄ってみることをおすすめします。
この後、天草灘を左手に天草を南下しながら今夜の宿へ向かいました。
阿蘇から高千穂峡を観光して上天草までドライブした感想
交通量もさほど多くなく、ドライブするにはとても気持ちのいい道でした。
ところどころに道の駅や隠れた観光スポットが点在していて、とても楽しい道中になりました。
地元の方々には知る人ぞ知るスポットなのかもしれませんが、個人的にはトンネルの駅のたかちほ号の中に入ったことと、高千穂峡、そして通潤橋に立ち寄れたことはとても良かったと思います。
また天気のいい日にドライブしてみたいです。