10時間の寝台列車の旅を終えて、ようやくチェンマイに到着しました。
駅は9時過ぎでしたが、すでに人で溢れて活気づいている印象をもちました。
チェンマイはタイの第2の都市だそうで、結構都会です。
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朝のチェンマイ駅
朝にチェンマイに到着したので、丸々一日を観光に使えます。
駅から、安めのソンテウを探して荷台に乗り込みます。
ソンテウは、ピックアップトラックの荷台に屋根とイスを付けて人が座れるようにした車です。
料金が安いタクシー代わりに使われています。
このソンテウはある程度の乗客の人数がそろわないと出発してくれないので、急いでいるときはタクシーを使った方が無難かもしれません。
あとポイントとしては、駅敷地内に止まっているソンテウは料金がやや高めでした。
値段は忘れてしまいましたが、一人50バーツくらいで言われた気がします。
私の場合は、駅の外に出て道を渡ったところに止まっているソンテウをつかまえました。30バーツでした。
駅敷地内のソンテウの料金と比べて6割か7割くらいの料金で乗れました。
日本円にすれば数百円のことなのですが、数十バーツ変われば何か食べられることを考えると同じ交通手段ならなるべく安く行きたいものです。
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駅前に待っているソンテウ
チェンマイはコンパクトは街なので、駅から10分もソンテウで走ると市街地に入ります。
ホテルはモーベンピックに宿泊しました(Mövenpick Suriwongse Hotel Chiang Mai)。
★★モーベンピックの宿泊レビュー★★はこちら
ちょっと期待したのですが、さすがにチェックイン前の部屋の確保はできませんでした。
部屋で一息つけなかったのは残念ですが、荷物を置いて早速観光に出かけます。
チェンマイでの観光は事前にオプショナルツアーを探しておけば安く行けたのかもしれません。これは次回の課題ですが、今回はホテル前に待機していたタクシーを捕まえて価格交渉します。
3つの観光地を回るチャーターで1500バーツと言われたところを、1000バーツから交渉して1200バーツで交渉成立しました。
車はそんなに新しくないですが、やや古めのSUVに乗った優し気なおじいちゃんドライバーでした。
あまり商売っ気を前面に出す感じでなく、私には心地いい感じのおじいちゃんでした。
今回の観光スポットは
- モン族の村(Hmong Hill Tribe Village)
- ブービン離宮(Bhubing Palace)
- ドーイ・ステープ寺院(Wat Doi Suthep)
です。ロケーション的に同じような場所に位置しているので、このあたりをセットでオプショナルツアーが組まれることが多いようです。
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Google Mapより掲載
モーベンピックからは車で1時間ほどでした。
民族衣装が美しい山岳の村に住むモン族
最初の滞在スポットはモン族の村への訪問です。
忘れていましたが、モン族の村へ向かう道は狭くて湾曲しています。そのため、行きたがらないドライバーも多いのですが、必ず四駆の車を手配するようにしましょう。通常のセダンだと通れない道もあるくらいかなり険しい道のりです。
モン族の人々の衣装は、黒い布地に赤や黄色、ピンクや白などの刺繍で衣装を色鮮やかに仕立てた民族衣装を着ているのが特徴です。
村には、通りに出店などが出ていてかなり観光地化されていましたw。
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モン族の村の入り口
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色鮮やかなクッションカバー
モン族の村は高地にあるので、タイとは思えないくらい涼しく感じました。まるで、軽井沢に避暑に来ている感じです。
花が綺麗に手入れされていて人も畑もカラフルです。
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丘の上のカフェからの眺め
村のところどころにモン族の子供たちが遊んでいて、カメラを向けると物珍しそうにファインダーを覗き込んでいました。
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モン族の少女
モン族の住んでいる村なのか近郊なのか分かりませんでしたが、コーヒー豆といちごが有名なようです。
村の一番高い丘に上がったところにコーヒーが飲めるカフェがあって、こんなタイの山の奥地で美味しいカフェラテが飲めるとは思いませんでした。
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モン族の村のカフェ
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素晴らしい景色を見ながらのカフェラテ
先人からのアドバイスとしては、出店でのお買い物は焦らずに。ドーイ・ステープ寺院などで買い物をした方が少し安かったので。
私は綿のスカーフを購入しましたが、他で買った方が安かった。。ちょっと損した気分でした。
でも、綺麗なので買ってよかったです。
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色使いが優しいスカーフ。手触りも柔らか。
見事に手入れされた王室の庭 ブービン離宮(Bhubing Palace)
モン族の村の次に向かったのは、ブービン離宮です。
外国人は50バーツの入園料を取られます。
このブービン離宮はとにかく広くて美しいです。さすがに国王の避暑地といった感じ。
庭園の中腹まで登ると、緑に囲まれた道になります。大木があちこちに見られました。
結構驚いたのは、Big Bambooと看板が立っていたのですが、庭園内に茂っている竹の太さ!
直径60センチはあるのではないかというくらいの極太の竹がずらーっと茂っていました。
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極太の竹林
マイナスイオンをたっぷり浴びて、気持ちも清々しくなったような気がしました。
いいハイキングが楽しめました。
金色が眩しい寺院 ドーイ・ステープ寺院
さて、お次はドーイ・ステープ寺院です。チェンマイに来たら外せない観光スポットの1つです。
外国人の入場料は30バーツです。安くて助かります。
200百段以上の急な石階段を上ります。
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まだまだ序盤
どうしても階段を登れないという方には、階段を上る前に右側の階段を上ってみて下さい。
20バーツでエレベーターに乗ることができるので、脚に不安がある方やお年寄りなどは無理をしないでください。
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エレベーターもあるので心配なし。
タイは他のお寺もそうですがとにかく金色金色金色。ピカピカで眩しいです。
仏像も何もかも金色です。
地元の方もたくさん訪れていて、熱心にお参りしていました。
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涅槃佛
お寺とは全然関係ないのですが、急階段を登り切って、お寺を見学して展望台に移動する途中で生絞りのオレンジジュースを販売しているフードスタンドがありました。
お値段もたしか20バーツだったと思います。生絞りなのにお得だなーと思った記憶があります。
これが乾いた喉を丁度いいタイミングで潤してくれて、生き返りました。
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生絞りオレンジジュース最高
展望台からの眺めも吹き上げてくる風も最高に気持ちが良かったです。
ただ、ここの床って大理石でツルツルなんですけど、アジア系の家族の小さい男の子がその床をめちゃダッシュしていて、私の前で漫画のようにすっ転んだんです。
その時の、頭を床がゴーンと打つ音、どの鐘の音よりも迫力ありました。
皆さん、寺院では決して走らないように。。
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展望台からの景色
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この床がつるっつる
日曜日には旧市街でナイトマーケット
日曜日だけ、旧市街地の通りがナイトマーケットになります。
ターペー門の内側です。
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ターペー門
夕方6時からスタートしますが、ナイトとはいえかなりの人出になるので、午後5時過ぎくらいには、旧市街に到着していることをお勧めします。
早く着きすぎたら旧市街で写真を撮って待っていればすぐ時間になります。
私は、午後5時45分に旧市街に到着しましたが、すでにかなりの人で出店を見ながらまっすぐ進むのがぎりぎりできるくらいの混雑でした。
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ナイトマーケット
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ドリアンを運ぶおじさん
これが日が暮れて夜になったらおそらく歩きながら店のものを物色する余裕がないくらい混雑するのではないかと思いました。
かなり混雑してきたので、1時間ほどしか滞在しませんでしたが、私の戦利品は手作りキーホルダーとTシャツ。
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Tシャツを購入したお店
良さげなアジアンテイストのランプやカービング石鹸、ココナッツオイルなども売っていましたがまだまだ旅は続くので、荷物になるので購入は諦めました。
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アジアン家具
路上足裏マッサージは格安だったので、かなりの人がマッサージを受けていましたよ。
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ナイトマーケットの足マッサージ
私たちは人混みに酔ってしまい、ホテル近くまで戻ってからフットマッサージを受けました。
歩き疲れた足にはありがたかったです。
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ホテル近くの足マッサージ
チェンマイを旅してみて
チェンマイは今回初めて行きましたが、私がチェンマイの街を歩いて一番思ったことは、バンコクや他の東南アジアの街に比べると比較的綺麗だったのが印象的でした。
治安も比較的いいようで、夜でも女性が普通に一人で歩いている光景を見かけました。
人々も商売っ気がほどほどであまりがつがつしていなくて、好感が持てました。
リタイアした日本人が多く住んでいると聞いたことがありますが、気候もいいし治安もいいし、物価もそんなに高くないので住みやすそうでした。
住みたくなる理由がなんとなくわかりました。