1.コロッセオ
ローマと言えばやはりここは外せないですね。
古代ローマの円形闘技場で有名なコロッセオです。
紀元前80年に作られた建造物で、当時は人間と猛獣が死闘を繰り広げたり、コロッセオに水を張り、死刑囚を2組に分け模擬海戦で戦わせる模様をローマ市民が興奮しながら観戦するという、今想像すると古代ローマの人々はかなり衝撃的な娯楽を楽しんでいたんだなあと思います。
世界で2番目に観光客が多い観光スポットだそうです。
私がコロッセオに到着したのは朝の9時前。
私の宿泊していたホテルスタンダールからバスで15分ほどで到着しました。
コロッセオに入るための入場券はコロッセオと隣のフォロ・ロマーノ/パラティーノの丘の2ヵ所が訪問できる共通入場券(2日間有効)になっています。
フォロ・ロマーノとパラティーノの丘は2つで1つの施設とみなされているので、実際には、コロッセオとフォロ・ロマーノかパラティーノの丘のどちらか1つの共通入場券になっていて、1つの施設に再入場はできないので注意が必要です。
入場券はコロッセオの正面入り口横すぐにチケットブースがありました。
朝イチでいったせいかチケットブースに並んでいる人は少ないので入場券は待たずに変えました。
他にも
- フォロ・ロマーノの入口(フォーリ・インペリアーリ通り側)
- サンティ・コズマ・エ・ダミアーノ聖堂近く)
- コロッセオの内部
- コロッセオの正面(西側→多分私はここで購入)
- パラティーノの丘の入口
で入場券を購入することができます。
私が購入した時で確か大人一人14ユーロだった気がします。
私が行ったのは3月でしたが、コロッセオに入るまでに50分ほど並びました。
入場直前にトイレと荷物のセキュリティチェックがあります。
私はたまたまコロッセオ内部の通路で並ぶことができたのでそんなに暑くなかったですが、コロッセオ外まで行列ができるそうなので暑さ対策もしっかりして並ぶのもアリ。
または、フォロ・ロマーノかパラティーノの丘が空いていそうであればそちらを先に見学するのも手です。
実際のコロッセオの内部は圧巻でした!
こちらがコロッセオの内部。
なんだか使い方がよく分かりませんが、コロッセオの真ん中部分にもあちこち高い壁のような通路が入り組んでいてすごい光景だなと。
これが2000年も残されていることにも驚きを覚えます。
石の壁の間が小さく開いているのと、入り組んだ石壁を遠くから見るとなんだか自分が蟻の巣に迷い込んだような感じ。
前面が石造りというのがカッコイイです。
2000年前にこれだけの建造物を作ることができた古代のローマ人の技術力の高さに驚かされます。
1つ1つの柱の荒々しい感じがまた歴史を感じさせます。
コロッセオと隣のフォロ・ロマーノとパラティーノの丘の入場券は事前に公式サイトのWebでも予約できるようです。
私は知りませんでした。。ご希望があれば詳しい買い方の記事を書いて行こうと思いますが、他の方がもっと詳しい記事を挙げているのでそちらを参考にした方がいいですね。
コロッセオの下の方に開けた展望スペースのようになっているところがあるのですが、おそらく特別なチケットを購入するとコロッセオの内部の建造物をより近くから見学できるスペースに行けるようになっているようでした。
しかし、私は通常の入場券で入れる範囲だけでも大満足です。
もし、「日本語の説明を詳しく聞きながら観光したい」という方は、現地のオプショナルツアーがいくつも用意されているのでそちらを利用するのもいいかもしれません。
私はいつもベルトラ(Veltra)を使うのですが、Veltraに
全て入場!コロッセオ+フォロ・ロマーノ+パラティーノの丘 半日ツアー<午前/日本語>by [みゅう] 68ユーロ(税込)
という半日ツアーがありました。日本語対応で、ツアーの最後に真実の口まで連れて行ってくれて解散だそうなので、便利ですね。
コロッセオの内部をウロウロ見て回るだけでも2時間ほどかかりました。
次に、フォロ・ロマーノへ向かいます。
2.フォロ・ロマーノ
コロッセオの隣にあって、コロッセオから歩いてすぐなのでセットで観光するのがおすすめです。
フォロ・ロマーノは古代の神殿の跡や街並みがそのまま残されているような場所で、誰かが「天空の城ラピュタの巨人が住んでいる街に似ている」と書いているのを見たことがありますが、何となく納得できました。
古代の建物とそれを囲むように生えている緑の木々のコントラストが好きです。
このフォロ・ロマーノも結構広いので、こちらの観光も最低でも2時間はみたほうがいいです。
本当に見どころ満載で、古代の神殿の柱(?)だったであろう石柱だったり、
凱旋門らしきものがあったりします。
これは、「アントニヌス・ピウスとファウスティナの神殿」と呼ばれる神殿なのだそう。
ちょっとパリの凱旋門に似ています。
無残な形のまま残っている石像だったり、他にも水路っぽいものやかつての建物があったであろう土台などなど実際にここで人々が生活していたであろう痕跡があちこちにあります。
フォロ・ロマーノは日陰になるようなところがあまりないので、雨の日や太陽が照り付けるような時間帯は傘や帽子を持って行った方がいいでしょう。
フォロ・ロマーノ内か忘れてしまいましたが、昔のフィールドトラックのような場所もありました。
私は正午前後に回りましたが、日が傾き始めた時間帯にいくのも雰囲気がよさそうです。
また、夜にはライトアップされるので1日で何度も楽しめるおすすめ観光スポットです。
さすがに2大観光地を回って少し疲れました。
フォロ・ロマーノを出た辺りでフードスタンドがあったのでホットドッグとビールとアイスクリームを買って一息つきます。
3.真実の口
コロッセオやフォロ・ロマーノを楽しんだ後は真実の口へも足を延ばしましょう。
位置関係的にはこんな感じ。
全て徒歩圏内です。
真実の口の「アレ」はよく写真や画像で見るんですが、外観てあまり想像できないですよね。
行ってみると、通りの角にいきなり現れます。
しかも、鉄格子がかかった奥に真実の口があるので、普通に歩いていると素通りしてしまうかもしれないので、GoogleMapを頼りに歩いてみましょう。
建物の中に入ると、すぐに真実の口待ちの観光客の行列があります。
この列で約15分~20分ほど待ちます。
意外と列はサクサク進みます。
真実の口が近づいてくると、真実の口の横で観光客をさばいているおじさんがいました。
ここでお布施のような形でお金をいくらか払います。
2ユーロくらい払った気がしますがお心次第というところでしょうか。
近づいてきたらカメラをONにしてすぐに撮影ができるようにしておきましょう。
横のおじさんにせっつかれるので長時間の撮影はできません。
そしておそらく、誰がどう撮ってもカメラアングルはおそらく同じです。
こんな感じで。
もともとこの真実の口は男の人の顔が彫られたマンホールだったようです。
「ローマの休日」という映画のワンシーンの中で使われて、有名になりました。
ベタなんですが、ローマに行ったらやっぱり行かずにはいられない。
一度は訪れておきたい観光スポットです。
この建物自体は教会になっていて、真実の口との記念撮影が終わると教会内を通って出ていく順路になっています。
出口の直前にギフトショップも併設されています。
真実の口のマグネットなど売っていました。
今思うと、買っておけばよかったー。
4.バチカン市国
徒歩でバチカン市国へ移動します。
あちこち見ながら歩いたので、1時間ほどかかりました。
石畳の広い一本道を進むとその突き当りに大きな開けた広場が現れます。
木製のガードレールのようなものを抜けるともうそこはバチカン市国です。
バチカン市国は全域がユネスコの世界遺産に指定されています。
この狭い敷地の中に観光スポットが目白押しなんだそう。
サン・ピエトロ広場、バチカン宮殿、ピエトロ大聖堂、システィーナ礼拝堂などなど。
石畳が敷き詰められた大きな広場が「サン・ピエトロ広場」です。
正面に見えるのが「バチカン宮殿」。
バチカン市国の「ピエトロ大聖堂」の建物の中に入るための行列がずらーーーーーーっとできていました。
この行列はどの時間帯でもこんな感じのようで、ある方のブログでは朝8時には行列に並んでおくのがいいとのこと。
朝8:20の到着で待ち時間が50分だったそうです。
大聖堂への入場は事前のWeb予約ができるそうなので、ローマ観光の旅程がばっちり決まっている方は事前に予約しておいた方が効率的に観光できます。
そして、どの季節でも飲み物と帽子は持ち歩いておいた方がいいです。
5.サンタンジェロ城とサンタンジェロ橋
バチカン市国を後にして、徒歩でサンタンジェロ城へ向かいます。
位置関係的にはこんな感じ。
サンタンジェロ城に到着したころには夕暮れが迫っていました。
もうすぐ日が暮れそうです。
サンタンジェロ城は円錐のような形をしていて、お城っぽくないなと思っていましたが、この城は敵からの攻撃に耐えるために要塞としての機能が強化されたお城なんだそう。
時代によっては牢獄や避難所としても使用されたそうです。
ん、何か強そう。
サンタンジェロ城の脇にはサンタンジェロ橋が架かっています。
橋の両脇には10体の天使の彫刻が施されていて一体一体の造作が精巧です。
6.Alimentari Coronari
サンタンジェロ城近くでめちゃくちゃ美味しいイタリアンレストランを発見しました。
厳密にいうとレストランでなく多分カフェなんですが、こちらのトマトソースがめちゃうまで滞在中何回も通ってしまいました。
レストランのレビューは別の記事で書いているので参考にしていただければ幸いです。
関連記事:ローマの街で出会ったおすすめレストラン
7.パンテオン神殿(夜バージョン)
食事の後の帰り道にナヴォーナ広場とパンテオン神殿を通りかかったので、夜のパンテオン神殿を撮影。
昼間の雰囲気とはまた違った良さがあります。
目の前のライトアップされた噴水もいいです。
多分、パンテオン神殿の前の広場だったと思いますが、夜になると広場を囲むようにレストランがディナー営業を始めていました。
パンテオン神殿を眺めながらテラス席でディナー。。できたら素敵だろうなぁーー。
高そうだけど。
ローマ2日目はこれでおしまい。