昭和から続く歴史のある宿
30代以上の方にはお分かり頂けると思うが、昭和の時代に金髪のお姉さんがセクシーに踊って「ジュラクよぉ~ん」とささやいているホテル聚楽のCMをご存じだろうか?
今回、東京から1泊2日で行ける一人旅の旅でどこに行こうか考えていて、水上温泉に行こう!と思い立って目に入ってきた「ホテルジュラク」の文字。
え?もしかして昭和の時代にCMが流れていたあのホテル聚楽?と思い、じゃらんの予約ページを見ていると、どうやらあの聚楽のよう。
聚楽のホームページによると、みなかみホテルジュラクの開業は昭和31年。
もともとは外食産業から始まり、水上に聚楽を開業し、新潟県の弥彦ロープウェイなどの運営や、最近ではビジネスホテルの経営など多岐にわたり、60年以上の歴史があります。
水上のホテルジュラクは一番最初に開業した温泉宿ということもあり、相当年季が入ったホテルのままなのかと思いきや、2018年秋に一部館内をリニューアルして、グランドオープンしたそう。
口コミでは食事はビュッフェスタイルだけど、とても美味しくて満足!という声や何度かリピートしているというような方もいて、興味が湧いてきたので今回は食事を目当てにこちらを予約。
生まれ変わったホテルジュラク楽しみです。
関越バスで水上駅に到着
近くの谷川岳と日本一のモグラ駅と言われている土合駅を見学してから、関越バスで水上駅に移動。
谷川岳と土合駅の体験記はこちらに書いているので、観光のご参考までに。
チェックインの15時少し前にホテルにチェックインを済ませました。
水上駅からは徒歩で10分ほど。
都内から行く場合は、上越新幹線の上毛高原駅で降りて、関越バスで谷川岳ロープウェイ行きに乗り、水上駅に向かうのが便利です。
上毛高原駅から大体25分ほどかかります。
料金は大人1人片道630円。
Suicaなどの電子マネーで支払いができます。
事前にお願いしておくと、水上駅への無料送迎もあるそうですが私はいろいろ散策しながら行きたかったので、あえて送迎はお願いせず。
予約した時点では、ホテルジュラクがリニューアルオープンしているという情報を知らなかったので、水上駅から散策道と表示のある道をおっかなびっくり進みます。
すると川の向こうに「Hotel Juraku」の看板が。
結構年季が入っている外観と看板に一抹の不安を覚えました。
ところが、ホテル前に到着する頃にはホテルの雰囲気がガラッと変わっていました。
外観はどこかの国のリゾートホテルのような外観で、ロビーは新しくて広々していました。
チェックインを担当してくださった従業員の方は、若かったですが接客は礼儀正しくしっかりされていて、さすがに歴史あるホテルの対応だなと思いました。
受付の方に「ラウンジでウェルカムドリンクをご用意しておりますので是非ご利用ください」とお声がけ頂いたので、部屋に行く前にロビー横のラウンジでウェルカムドリンクを頂くことにしました。
同じ場所で、夜はライブミュージックのサービスもあるそうです。
感染対策用にビニール手袋と殺菌スプレーが用意されています。
コーヒーとミニチョコクロワッサンのお菓子を自分で取り分けて、川岸に面したテラス席で頂きました。
ホテルに来るまで歩き回っていて、喉が渇いて小腹も空いていたのでこのサービスには感動!
テラスには私一人だったので、川のせせらぎを聞きながら優雅なひとときを過ごさせて頂きました。
ほっと一息ついた後は、部屋へ移動します。
今回私は、
【GRAND OPEN3周年記念♪平日限定・禁煙和室◇利根川に臨む8畳→12畳にグレードアップ!人気のブッフェ】
というプランを予約しました。
追記:2023年1月現在、こちらのプランは終了しているようですが、一人宿泊プランは健在です。
お部屋をグレードアップしてもらっただけあって、広いお部屋を用意してもらっていました。
部屋からの緑の眺めも気持ちがいいです。
部屋の中もそうでしたが、館内は全部がリニューアルされているわけでなく、必要なところだけ、過不足なく新しくなっていてとても気持ちよく過ごせます。
お風呂セットが入った手提げかごも用意されています。
浴衣はS,M,Lサイズの浴衣が用意されていて、自分に合ったサイズを選ぶことができます。
また、可愛らしい柄の浴衣がお好みの方はロビーの階で浴衣の貸し出しもあります。
部屋でも一休みしてから温泉に行ってきます。
温泉は男性用、女性用ともに露天風呂あり
温泉は男性用と女性用がそれぞれ1階と地下1階にあり、朝夜で入れ替え制になっています。
翠渓の湯とせせらぎの湯は中でつながっているので、実はどちらも利用できます。
私は露天風呂のあるせせらぎの湯側へ。
大浴場は脱衣所の他に休憩処やマッサージチェアも完備されていて広々していました。
そして、シャンプーバイキングと称していろいろな銘柄のシャンプーとトリートメントを選ぶこともできます。
どちらの大浴場にも用意してあるので、男性も利用することができます。
面白い取り組みだなと思って、MIKOMOTOのシャンプーを使わせてもらいました。
露天風呂も空いていて、一人で広々使うことができました。
個人的なおすすめはお風呂上りのレモン水。
甘くてほのかに酸っぱいレモン水は風呂上りの体に沁みました。
翌朝は、地下1階の「天狗の湯」へ。
さすが60年以上の歴史がある温泉宿ですね。
無味無臭の温泉で、熱すぎずぬる過ぎずいいお湯でした。
こちらも広い露天風呂があって、前日と同様に露天風呂を一人占めすることができました。
ゲームセンターや卓球場など昭和の娯楽も外せない
1階の大浴場の横にはゲームセンターや卓球場、カラオケルームも完備されています。
ファミリー向けやグループ旅行の夕食後の運動に卓球大会もいいですね。
ちなみに、ゲームセンター横の「さざん亭」は夜にオープンするようで、夕食後に小腹の減った人や一杯飲みたいという方には使い勝手がいいと思います。
お待ちかねのディナータイム
今回の夕食は18:00からということで、17:55には夕食会場に到着しました。
夕食会場は、ダイニングビュフェ「KAWATONE」になります。
受付の方に部屋番号を伝えると、夕食の席に係の方が案内してくれます。
基本的に夕食の席は指定席で、朝食の席は自由席となるようです。
夕食はビュッフェ形式になっていて、シェフがそれぞれの料理を1人前ずつ作り皿に取り分けてくれるのでライブ感もあり、バイキングとは違って衛生的だなと思いました。
シェフが料理を用意してくれているので、出来たて、切りたて、揚げたてを頂くことができます!
メニューも豊富でお寿司やお刺身、天ぷらなどの日本食はもちろんのこと中華や、ピザやローストビーフ、メインのステーキなど盛りだくさん。
特に、一人1回限りと言われて引換券をもらったステーキは目の前でシェフがじゅうじゅう焼いてくれて、いい香りが食欲をそそります。
まずはどんなメニューがあるのか一巡して、とりあえず全種類取る。
ドリンクも全部取る。
その後、すかさずステーキをオーダーしに行くというのが、その後ゆっくりテーブルで食事を堪能できるのでお勧めです。
ビュッフェ会場はキッチンも席も広々としていて落ち着きます。
今回は密を避けるために、会場の写真は撮りませんでしたが、みなかみホテルジュラクのホームページに掲載のあるダイニングの雰囲気はこんな感じ。
私の夕食のメニューは和食と肉中心。
どれも美味しそうなので、食べきれるか分かりませんが、とりあえずトレーに盛ります。
まずは、ナスとニンニクのオリーブオイル漬け(だったと思う)といかの塩辛から。
ナスはニンニクが効いていて美味しい!
いかの塩辛は塩味が食欲を増します。
お次は、お刺身と川魚の焼き物。
いろいろ食べたいので、一皿の量がちょうどいい。
里芋の汁物で一息ついて、
お寿司と天ぷらとローストビーフとステーキと味噌汁を追加で調達します。
お寿司は4品から好きなネタを指定して、その場で握ってもらいます。
大きなローストビーフも1枚1枚シェフが切り分けてくれたものをお皿に取り分けてくれます。
天ぷらもその場で揚げているので、温かいものを食べることができます。
そして、本日のメインのステーキが到着。
ステーキのオーダーにやや時間がかかってしまいましたが、ライブで目の前でジューっと焼いてもらえるので、口の中がよだれでいっぱいになりました。
ステーキもステーキソースもめちゃくちゃ美味しい!
まだまだ食べたい気持ちはあったのですが、今日はこの辺でデザートへ。
デザートは他にもコールドストーンのアイスクリームを作ってくれるコーナーがあります。
私はせっかちだったので、待たずに食べられるケーキとゼリーをチョイス。
ホットコーヒーと共に食べて、もう満腹です。
どのメニューも本当に美味しくて、ビュッフェ形式でこんなに美味しい夕食を食べさせてもらえるなんて、満足満足です。
いろんな人が口コミで食事が美味しいとコメントしていたのに納得しました。
大変美味しかったです。
ごちそうさまでした!
屋上庭園水のテラス
夕食の後は、ビュッフェ会場のすぐ目の前にある屋上庭園を少し散策すると楽しいです。
夕方、夜、朝と散策しましたが、夜はライトアップされていてとてもゆったりした落ち着いた気分を味わえます。
昼間は利根川と緑がまぶしい山々を見渡せます。
お腹がいっぱいになりすぎて、夜のギター生演奏の頃には部屋で動けなくなっていました。。
朝食も美味しいぞ!
前日の夜、あれだけお腹いっぱいに食べたのに、朝風呂を浴びて身支度を整えると自然とお腹が空いてきました。
朝食は朝の7:30からだったと思いますが、夕食を食べた会場と同じダイニング会場で頂きます。
朝は自由に席を選んで座っていいので、水のテラスの木々が見える席を選択。
今日の朝食です。
お盆1つで入りきらないので、2つに分けていろいろ取ってきました。
これでもまだメニューのほんの一部です。
昨日の夕食も最高に美味しかったですが、朝食のメニューもどれを食べても美味しくて感激しました。
美味しいご飯をお腹いっぱい食べさせてもらえるって幸せ。
デザートもしっかり頂いて、再びお腹いっぱいになりました。
みなかみホテルジュラクに宿泊した感想
60年以上の歴史のある温泉宿なので、正直レトロな感じの温泉宿を想像していましたが、予想とはかなり違って現代風にリニューアルされていて、とても気持ちよく過ごすことができました。
私が宿泊した部屋は和室でしたが、和洋室などのモダンなお部屋もあるようです。
そして、口コミ通りの美味しい食事を堪能することができて、本当に満足しました。
今回は、一人旅ということで複数人で宿泊する場合と比べるとやや割高ではありましたが、他の温泉地と比べるとかなりコスパがいい、そして満足度の高い宿泊になりました。
お風呂も広々としていて、混雑もなく快適でした。
あと、チェックインの際に予約しておくとみなかみホテルジュラクの食パンを翌朝購入することができます。
興味のある方はチェックインの際に聞いてみてください。
今回は一人旅で夕食と朝食があるプランを簡単に検索したかったので、じゃらんのサイトから予約しました。
1人旅だったので、料金は少し割り増しになりましたが、2人で宿泊する場合には1泊一人11,200円~が最安値になっているようなのでかなりお得です。
追記:2023年1月現在はじゃらんで9,600円のプランもありました。
また、ゆっくりリピートしてみたいおすすめの宿でした!