サンライズ出雲で一番取りやすい個室-B寝台ソロに乗車
今回はサンライズ出雲での一人旅第2弾。
前回は、B寝台シングルに乗車して東京から出雲へサンライズ出雲に乗車しました。
(B寝台シングルの乗車記はこちら↓)
関連記事:~サンライズ出雲~シングル(B個室寝台)
今回は、翌日に神戸で用事があったので「それならサンライズで夜中に移動しちゃおう?」と思い、急遽サンライズ出雲を予約。
サンライズ出雲・サンライズ瀬戸の予約はネットが便利
サンライズ出雲・サンライズ瀬戸の予約は関東エリアからの場合、JR東海の緑の窓口かJR西日本が提供するウェブサイトでおでかけネットから予約するのが便利です。
JR西日本のウェブサイト「JRおでかけネット」からのチケットの予約方法はこちらで詳しく説明しているので、参考にされてください。
関連記事:サンライズ出雲・サンライズ瀬戸の乗車券特急券の買い方
サンライズ出雲・瀬戸の乗車券を発券する
さて、私はクレジットカードで支払いをしていたので、東京駅についてから自動券売機でチケットを発券します。
開始画面から「5489サービス受取きっぷ」を選びます。
「インターネット予約の受取り」を選択します。
JR西日本の「JRおでかけネット」のサイトのマーク5489の表示が目印です。
次の画面ではこのような表示が出ます。
「JR西日本5489サービス」を選択していきます。
次の画面はこのような表示になります。
予約時にクレジットカードで支払い済みなのか、コンビニ・金融機関等で支払いしたのか、それともこれから支払いと受け取りをするのかで選択ボタンが変わってきますが、画面に指示通りにクリックしていけば問題ないでしょう。
私は予約時にクレジットカードで支払いを行ったので、支払いに使用したクレジットカードをクレジットカードの差込口に投入。
無事に乗車券と特急券を受け取ることができました。
出発まで、ラーメンで腹ごしらえをして列車が来るのを待ちます。
時間に余裕があれば、東京駅地下1階にあるラーメンストリートもおすすめです。
東京駅でのサンライズ出雲・瀬戸の乗り場は9番線ホーム
東京駅からサンライズ出雲・瀬戸に乗車する際は、9番線の東海道線のホームから乗車することになります。
私はB寝台のソロに乗車するので、3号車。
普段の東海道線の利用だと気が付きませんでしたが、乗車位置がホーム地面に記載してあります。
21:40過ぎにホーム向かって左手からサンライズが入線してきます。
去年は閑散としていましたが、今回はホームにはかなりの人がサンライズ出雲・瀬戸を待ち受けていました。
出発までしばらくサンライズの撮影タイム。
この日は小雨が降っていました。
雨に濡れる行先表示が旅愁を漂わせます。
私は姫路までなので、サンライズ瀬戸。
ホームから見える寝台の車内はわくわくします。
出発数分前に乗車口のドアが開いたので、早速乗車していきます。
B寝台(ソロ)の車内をご紹介
B寝台のソロはサンライズ出雲・瀬戸の中で一番小さな個室になります。
個室でない場合は、のびのびシートと言って、いわゆる雑魚寝スペースになるので、小さくても個室がいいという方にはぴったりだと思います。
こじんまりしているので、サンライズの中で一番個室数が多く、比較的取りやすい個室です。
サンライズの窓の外には会社帰りの方々が乗る普通列車が停車しています。
人々が家路を急ぐ中、自分は寝台列車でこれから出発すると思うと何とも言えない背徳感と優越感を感じます。
ごらんのように、室内はちょっとした荷物が置けるスペースと人ひとりがぎりぎり寝られるスペースがあります。
荷物はリュック2つ分くらいはおけるでしょうか。
写真には写っていないですが、室内用スリッパとプラスチックコップ1つ、ゴミ袋1つも用意されています。
電源コンセントも1つありました。
枕元には室内灯のスイッチが並んでいます。
必ずみんなが用もないのにポチポチするやつですね。
昔はラジオも聴けたようですが、今は聴くことができません。
B寝台ソロの部屋は、身体の大きい人には少し窮屈かもしれませんが、一晩個室で寝るだけなら秘密基地感があっていいかもしれません。
私の個室は下段でしたが、この真上にもう1つ上段の個室があって、入口が左右に分かれています。
上段の場合は、扉を開けてすぐにベッドに上がる階段があります。
個室には鍵が付いていて、内側の鍵はこんな感じ。
外側にはテンキー式の鍵が付いています。
自分で決めた4桁の番号がルームキー変わりになります。
施錠の仕方は扉に説明書きがあるので、初めてでも分かりやすいです。
サンライズ出雲・瀬戸の車内を散策
室内の案内図にも書いてありますが、サンライズ出雲・瀬戸は14両編成です。
途中の岡山駅でサンライズ出雲とサンライズ瀬戸に分かれて、切り離し作業が行われます。
今回は姫路駅までなので残念ながら岡山駅での切り離し作業を見ることはできませんでした。
3号車の後方にはラウンジと自動販売機、シャワー室があります。
ラウンジは6席あったと思います。
以前はガラガラでしたが、今回は夜も早朝も必ず誰かがいたのでもう一人でしっぽり過ごすというわけにはいかないようでした。
簡単な食事をするのにいいスペースです。
自動販売機のセレクションはあまりないです。
基本的には乗車前に必要な食べ物や飲み物は買いこんでから乗車するのが吉です。
自動販売機の飲料はあくまで非常用の利用かな。
同じ車両にはシャワー室もあります。
シャワー室の利用はシャワーカードの事前購入が必要です。
私が見た時は10:30過ぎでしたシャワーカードはすでに売り切れでした。
330円で6分間の利用ができます。
私はシャワーの利用をするつもりがなかったので、シャワーカードは購入しませんでしたが、必要な方はシャワー室のある号車から乗り込んで真っ先に購入した方がいいかもしれませんね。
懐かしのB寝台シングル
ちょうど乗客のいないB寝台シングル室が1つ空いていたので、写真だけ撮りました。
室内の設えは大体B寝台ソロと同じですが、室内がソロと比べると一回り広い感じがします。
荷物スペースも少しだけ広いですね。
上段の部屋の階段部分が出っ張って来ていないので、その分圧迫感はありませんでした。
実はサンライズのB寝台シングルと今回私が乗車しているB寝台ソロは寝台料金が片道約1,000円しか変わりません。
もちろん、ここに運賃や特急料金が加算されますが、寝台料金としてはたったの1,000円の違いなんですよね。
1,000円の差額を別のことに使うか、少しだけ快適なB寝台シングルを取るか悩ましいところです。
ノビノビ座席もほぼ満員
5号車、12号車はノビノビ座席になっています。
いわゆるフルフラットの雑魚寝スペースです。
雑魚寝スペースとはいえ、1スペースごとに仕切りがあって、通路とはカーテンで仕切ることができるようになっています。
一応小さなテーブルとコップが用意されています。
もちろん毛布もあります。
東京から乗車後1時間はいくつかスペースが空いていたのですが、静岡を過ぎた後にはほぼすべてのスペースが埋まっていました。
12時を過ぎると熟睡しているお客さんもちらほら。
ノビノビ座席を利用する際には、耳栓は必須アイテムになってきますね。
午前5時25分に姫路駅に到着
空が少しずつ明るくなってくる頃に、列車は姫路駅に到着します。
まだ朝早いので到着のアナウンスはありません。
下り過ごさないようにアラームをかけておきました。
姫路駅で降りた乗客はまばらで私を含め10人もいなかったのではないかと思います。
姫路駅で駅員さんに見送られてサンライズ出雲・瀬戸は岡山に向かって出発していきました。
列車が遠くなるまで見送って、今回のサンライズの旅はおしまいです。
長いようで短いあっという間の旅でした。
B寝台ソロを利用した感想
以前利用したB寝台シングルと比べるとやや窮屈な感じはありましたが、部屋の大きさ自体は特に不満はありませんでした。
B寝台ソロは2段式になっていて、私は下段だったので出入りが楽でした。
下段は、下からのエンジン音が結構大きかったので、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを持参したのは良かったと思います。
ただ、そんなイヤホンでも困り果てたのが上段の人の部屋の出入り。
上の人が部屋を出ていく度に扉を「ガシャン」、帰ってくるたびに扉を「ガシャン」とされて、それが30分おきくらいで続いていたので正直安眠はできませんでした。
もう少し回りの乗客に気を使えないものでしょうかね。
てっきりビールを飲み過ぎたおじさんだろうと(勝手な想像)思っていましたが、姫路駅で列車を見送っていた時にちらっと私が乗っていた個室の上部を見上げるとおばさんが優雅に車外をぼーっと眺めていて、軽く怒りを覚えました。
コロナ禍もだいぶ収まってきて、サンライズのチケットも取りづらくなってきていますが、私は人の気配があると眠れないと気が付いたので、今度乗るならばB寝台シングル以上に乗って終着駅の出雲市か高松まで行きたいなぁと漠然と思いました。
いつまでもサンライズがなくならないでいてくれることを願いつつ早朝の姫路の街を歩きました。