夕陽を眺めるJR四国「伊予灘ものがたり(道後編)」に乗車
JR四国が運行しているもうひとつの観光列車である「伊予灘ものがたり」に乗車します。
伊予灘ものがたりの乗車券はJR四国ツアーのホームぺージから購入して、郵送してもらいました。
乗車券の購入方法については、こちらの記事の載せているので参考にしてみて下さい。
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伊予灘ものがたりは愛媛県にある観光列車で、松山駅と伊予大洲駅(いよおおずえき)・八幡浜駅(やわたはまえき)の海沿いを結びます。
こちらもバースデーきっぷで乗車することができますが、席の事前予約が必要になります。
伊予灘ものがたりのメインは眼下に広がる海岸線を眺めること。
時間帯によっては海沿いに沈んでいく夕陽を見ながら電車の旅を楽しむことができます。
今回、私が乗車したのは八幡浜駅から松山駅までを行く「道後編」です。
16:06に八幡浜駅を出発して、伊予灘が美しく見える区間と言われている「下灘駅」を通って18:20に松山駅に到着します。
道後編以外にも「大洲編」、「双海編」、「八幡浜編」があって、出発駅・時間帯によってそれぞれの列車で朝食や昼食など車内で食事を楽しむことができます。
関連リンク:伊予灘ものがたりのホームぺージ
私は夕方の出発便だったので、車内の食事はアフタヌーンティーが用意されていたので、こちらも事前に予約しました。
(事前に予約しないと車内では注文できません)
伊予灘ものがたり(道後編)の始発駅「八幡浜駅」に到着
今回の伊予灘ものがたりの道後編の始発駅は八幡浜駅になります。
ホームを少しぶらぶらしてみます。
駅の構内には伊予灘ものがたり専用かどうかは分かりませんが、待合室が用意されています。
大漁旗も飾られていました。
少し時間があったので、駅の外にでて写真を撮って待ちました。
セブンイレブンの隣には小さな食堂もありました。
この駅から伊予灘ものがたりが始まると思うとわくわくします。
伊予灘ものがたりの列車が到着
出発時間の少し前になるといよいよ伊予灘ものがたりの列車が入線してきました。
2両編成の列車で黄色がメインカラーの車体と赤がメインからの車体が登場します。
ボディのデザインもかっこいいです。
松山からの乗客を降ろして、私たちが乗り込むことになります。
駅員さんんが足元のマットを用意してくれていました。
私は乗車前に反対側の赤いボディーも記念撮影。
列車にも伊予灘ものがたりとしっかり書いてあります。
車内はシックなデザインで統一されていて、海側は窓に面したテーブル配置で山側は一段高くなっているので、海側の景色が見やすいように設計されています。
予約の段階で海側の席か山側の席かは選ぶことができません。
予約の段階で予約人数をもとにJR四国が決定します。
車内の座席は2号車を例にとるとこんな感じ。
伊予灘ものがたりのホームぺージにコンセプトや座席表などの掲載もあるので、詳しくはそちらを参照してください。
乗車してすぐに列車は発車します。
地元の方々の沿道からのお見送りもありますよ。
伊予灘ものがたりの車中でアフタヌーンティーを頂く
事前にアフタヌーンティーを予約しておくと、発車後すぐに係の方がアフタヌーンティーの時のドリンクを聞きに来てくれます。
私は紅茶を選択して、ほどなくしてアフタヌーンティーが提供されます。
メニューはこんな感じ。
アフタヌーンティーが用意されました。
色どりも鮮やかで盛り付けも素敵です。
アフタヌーンティーが用意されるとすぐに進行方向右手に大洲城が現れます。
乗務員の方がお城が見える前に声掛けしてくれるので、急いでカメラを用意します。
渾身の一枚はこれ。
あっという間に過ぎてしまうので、カメラは近くに用意しておきましょう。
しばらくのどかな田園風景を抜けていきます。
愛媛県西部の伊予長浜駅から海沿いの線路を走ります
八幡浜駅を過ぎて20分ほどで伊予長浜駅に到着しました。
今はこの辺りです。
ここからは海沿いの線路を走ります。
瀬戸内海を眺めながらの車窓が続きます。
さすが瀬戸内海ですね、波が穏やかです。
伊予長浜を過ぎると、喜多灘駅に停車して低速で走ります。
車内放送によると、この駅は大洲市と伊予市のちょうど真ん中に位置しているようで「1号車は伊予市に入りましたが2号車は大洲市で~す」という、アナウンスが入っていました。
いちばん海に近い駅 伊予灘ものがたりのおすすめ「下灘駅」
伊予長浜駅を過ぎるともうすぐこの伊予灘ものがたりの目玉のひとつである下灘駅に到着です。
この下灘駅は「海に一番近い無人駅」で有名だそうで、ホームの目の前に瀬戸内海の海が広がる絶景を楽しむことができます。
数々のドラマやCMにも使われているようで、HEROの特別編のロケ地や青春18きっぷのポスターなどにも使われたそうですよ。
伊予灘ものがたりの「道後編」は夕日が沈む前に下灘駅に停車してくれるので、夕日が浮かぶ瀬戸内海と夕日に染まる伊予灘ものがたりの車体を撮影することができる絶好の機会です。
私もこの夕陽に染まる伊予灘ものがたりを写真に収めたくて、この「道後編」にどう乗るかタイムテーブルを考えました。
そして、夕日に染まる伊予灘ものがたりがこちら!
淡いオレンジ色に染まっていてめちゃくちゃカッコイイ。
本当に目の前が海。
どこを切り取っても絵になります。
時期的に冬だったので、太陽の沈む角度が線路と平行する辺りに夕陽が沈むので、夕日が見れるか心配でしたがなんとか写真に収めることができました。
ドラマやCMに数多く使われるのも納得。
停車時間を十分取ってもらっていたので、駅舎の外にも出てみました。
駅舎の前には移動販売も来ていました。
かわいらしい車で、コーヒーなどを売っています。
みかんも販売していました。
美味しそうなみかんだったので、宅配可能ならば買いたかったです。
列車が下灘駅を出るころには夕陽もかなり沈んで来ていました。
今度はゆっくり来て、日が沈むまでホームでぼーっとしていたいです。
このくらいの時間に下灘駅に来て、伊予灘ものがたりが入線してくるところを写真撮影するのもいいかもしれません。
名残惜しいですが、下灘駅を出発する時間がやってきました。
が、しかし、これで伊予灘ものがたりは終わりじゃないですよ。
下灘駅を出てすぐに列車は菜の花畑を通ります。
夕暮れの菜の花畑と瀬戸内海が急に現れるので、カメラを絶対用意しておきましょう。
沿道のおばちゃんが列車の写真と撮りつつ私たちに手を振ってくれていました。
伊予灘ものがたりに乗車した感想
今回は、バースデーきっぷの利用で3日間という制限があったのと、事前に調べた伊予灘ものがたりと夕陽が美しかったので、夕日が見れる時間帯の道後編を選びました。
私としては道後編の乗車は正解でした。
太陽がゆっくり沈んでいって空が青から淡いオレンジ色に変わって、夜になっていく様を車窓から眺めていられる時間は最高の思い出になりました。
私が乗車した冬の時期は日没も早いので、下灘駅に停車する時間と日が沈みかける時間がちょうどよく合っていて素晴らしい風景を写真に収めることができました。
私の諸事情により、本来は対応していない席の変更も手配して頂いた乗務員の方には本当に感謝です!!
アフタヌーンティーも見た目が可愛らしく、美味しかったので旅の思い出を一層盛り上げてくれました。
沿道の皆さんの見送りも温かくて、ありがたかったです。
普通の特急で行くとほんの1時間ほどの区間ですが、観光名所をじっくり回ってくれる伊予灘ものがたりは最高でした。
JR四国の観光列車の敢行は週末しかやっていないのですが、次回もぜひ乗車してみたいです。
夕陽最高でした!