九州旅の出発地点は早朝の別府港
九州旅の出発は早朝の別府港です。
ここまでは一人旅でしたが、ここでフェリーで合流してくる家族と合流です。
すき屋の朝食を食べて出発します。
今日の行程は、やまなみハイウェイと呼ばれる別府から由布院まで峠を越える道を進んで、そのまま阿蘇山方面へ向かいます。
別府と言えば、地獄めぐりが有名です。
地獄めぐりは以前訪れたことがあるので、今回は通過致します。
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由布岳を超える途中でいい景色に遭遇
由布岳を望む山々はまだ雪が残っています。
スタート直後で早くも寄り道します。
由布岳登山口ではちらほら雪が舞っていました。
由布岳は雲に隠れてほとんど見えませんでしたが、これから登山する登山客がいました。。
そして、また寄り道。
別府から由布院へ下っていく下りの始まり辺りに由布院の街を見渡せる景色のいい場所が出てきます。
少し雲が多いですが、立ち寄ります。
早朝なのでまだ日が出ていないせいもあって少し曇りがかっていますが、いい景色です。
以前、由布院を訪れた際には素晴らしい宿にお世話になりましたが、今回は先を急ぐので由布院の街には寄りません。
北里柴三郎記念館近くに旧国鉄宮原線の北里駅のプラットホームを発見
別府から1時間ほど内陸を走り、小国町に入ったら北里柴三郎記念館の近くに見どころが1つありました。
旧国鉄宮原線の北里駅の名残で、昔の駅のプラットホームだけが今もなお残されている場所があります。
行き先版の示す「あそづる」も「ひごおぐに」も駅としては既にない場所のようですが当時のものをそのまま残しているようです。
プラットホームに昔の名残があります。
今はただの広場のようになっていますが、昔はおそらくこの場所に線路が敷かれていたようです。
旧国鉄宮原線は1984年に廃線となってしまったようですが、近くには当時使用していたアーチ橋やトンネルなどを見学できる場所があります。
ここから北原柴三郎記念館の前を通る県道318号線を西へ数分向かい、西村大神宮手前に樅木川に架かる「幸野川橋梁」アーチ橋が見えるのですが、登録文化財に登録されているそうで、こちらも見どころです。
車は212号線を南下して、大観峰へ進みます。
車窓の風景が少しずつ変わっていきます。
大観峰からの360度パノラマを楽しもう!
低い木々で開けた場所に出てくると道の上り下りを繰り返して、だんだん大観峰への道を上っていくと展望台の駐車場に到着です。
ここからは阿蘇のカルデラの風景をぐるっと見渡せるので、とても景色が素晴らしいです。
阿蘇の有名な観光地なようで、大きな観光バスが何台も停まっていました。
土地柄なのか、韓国の観光客を乗せたバスも多いです。
風が少し強いですが、素晴らしい眺め。
遠くの方まで見渡すことができるので、山々の形とカルデラの中に形成されている街を眼下に見下ろすことができます。
この風景はここでしか見られない光景です。
大観峰の展望台はトイレや自動販売機、売店などがあるので休憩スポットとしても使い勝手がよさそうです。
私の車はこの駐車場で韓国人のおじさんの写真撮影に使われていましたw。
多分、韓国では見たことがない車だったので珍しかったのでしょうね。
大観峰から草千里へ向かいます
大観峰の観光を終えて、次は草千里へ向かいます。
途中で、阿蘇の大草原で食事中の赤牛を見かけました。
近くで放牧されているようです。
大観峰から草千里までは阿蘇の街を通過して南下していくような形になります。
移動時間は車で約40分ほど。
草千里の駐車場は下の方にありますが、その手前に展望台がありました。
草千里の風景を一望することができるので、立ち寄りするのがおすすめですね。
この時期は草千里近くの中岳が噴火して噴煙が立ち上っていました。
草千里の駐車場まで降りていくとトイレや食事ができるレストランやカフェ、物産館などがあります。
こちらも阿蘇周辺の観光スポットのようで、観光バスがたくさん訪れていました。
駐車場の料金は500円で現金のみだったと思います。
草千里を散策します
駐車場の目の前に広がっている空間が草千里です。
訪れる季節によって新緑に包まれていたり、乗馬体験ができたり、今回のように雨による小さな湖が出来ていたりするので、時期によって全く違う光景になるようです。
今回私たちが訪れた時期は雨が数日振り続けた後だったので、湖が出来ていました。
かなりの広さで、モンゴルかどこかを訪れているような錯覚を覚えます。
この草千里の美しい光景は写真は動画ではなかなか伝わらないと思うので、ぜひ訪れてみて欲しい場所です。
せっかくなので丘の向こうまでハイキングしてきました。
草千里は駐車場以外にトイレがないので、散策前にトイレを済ませておくことをおすすめします。
散策前に入ったレストランは韓国人、中国人観光客が多数訪れている場所で、あまりにも多くの方が訪れるのか店内に入ると店員さんが英語で話しかけてきたのには驚きましたね。
散策の後は、近くのおしゃれなカフェでシフォンケーキを頂きました。
美味しかったです。
噴火中の中岳へ
現在噴火中なので、火口付近まで行くことはできないのですがせっかくなので中岳の方にも行ってみました。
駐車場の横にターミナルビルがありました。
普段はお土産物を売ったり、中岳の火口へのツアー受付場所になっているようです。
今は火口まで行くことはできずに、通行止めになっていました。
神社があったので、お参りをしました。
本当に火口に近いので、風向きによっては硫黄のような独特のにおいがしました。
九州の豊富な水源の白川水源へ
中岳の後は、南阿蘇パノラマラインを通って白川水源へ向かいます。
南阿蘇パノラマラインは走っていてとても気持ちがいい場所なので、ぜひ晴れた日に通ってほしいです。
中岳から白川水源までは車で大体30分くらいかかります。
白川水源が近くなると看板が出てくるので、迷わず到着できると思います。
私たちはGoogle Mapで「熊本県阿蘇郡南阿蘇村白川1 白川水源駐車場」で表示されている駐車場に駐車しました。
8台くらい駐車できる駐車場があって、その隣には観光案内所があります。
他にも「白川水源駐車場」という駐車場があったので、混雑する日はこちらの駐車場の方が広いので便利かもしれません。
駐車場と物産館自然庵という観光案内所の間の小道を進んでいくと800mくらい先に白川水源が現れます。
入場料というものはないのですが、環境保全のための協力金が一人100円かかります。
水が湧き出している水源脇に白川水源の鎮守神である白川吉見神社が建立されています。
創祀は不詳というくらい白川の流れの水神として祀られているそうです。
白川水源は常温の水が毎分60トンも湧き出ているそうで、湧き水が湧き出している泉の水はとても澄んでいました。
名水100選にも選ばれているそうですが、この水の透明度を見れば頷きます。
この水源から湧き出す水は100%ナチュラルウォーターでもちろん飲料できます。
受付で100円でペットボトルを購入できるので、阿蘇の天然水を頂いてきました。
あとでこの水でお茶を入れて飲みましたが、とても美味しかったです。
自前の水筒やペットボトルがあれば、持参して行ったらいいですね。
神社に参拝を済ませて帰りました。
午後の紅茶のCM撮影が行われた「見晴台駅」に寄り道
白川水源近くにも南阿蘇鉄道の南阿蘇白川水源駅があるのですが、今晩のホテルに向かう途中に「見晴台駅」の標識が見えたので寄り道しました。
こちらの駅は小さな無人駅で上白石萌歌さんと井之脇海さんが出演する午後の紅茶のCMに使われた駅舎だそうです。
駅前に数台の車を停めることが出来る駐車スペースと簡易トイレがあります。
以前は展望台付きの駅舎だったそうですが、現在の駅舎は2代目で、こじんまりしたログハウス風の駅舎に建て替えられいました。
単一路線です。
あまり電車の往来はないようでしたが、たまたま私たちが訪れた時に隣駅の高森駅行きのワンマン列車が入線して、その後高森駅へ向けて出発していきました。
偶然の出会いにびっくりしつつも大興奮でした。
この後、今回の宿泊先である阿蘇アーデンホテルへ向かいました。