週末の早朝に清水寺を目指します
今回は京都の滞在時間はたったの18時間。
昨日の夕方は、伏見稲荷大社に行って少しだけ京都観光をしました。
関連記事:京都滞在18時間 人混みを避けて観光してみる(夕方編)
週末だけど、人混みを避けたい。時間がないけど、京都観光したい。
思えば京都は15年ぶりくらいの訪問なので、いろいろ巡ってみたいところはあるのですが滞在時間が18時間しかないので、訪れる観光名所も厳選しました。
そういう訳で、宿泊していた京都の野乃七条のベッドを早朝に抜け出して、朝食前に清水寺に行ってきました。
早朝の清水寺はめちゃくちゃ快適!
私の宿泊していた京都の野乃京都七条から清水寺はバスで15分ほどのところにあります。
関連記事:京都の野乃「天然温泉 蓮花の湯 御宿 野乃京都七条」に宿泊しました!
宿から一番近いバス停は、野乃京都七条の正面の大通りを挟んだ反対側にあります。
宿からは約徒歩2分の「七条河原町」バス停が近いです。
始発はなんと5:30からあります。
206番のバスに乗って清水寺を目指します。
私は206の路線が清水寺行きだったので、6:15バスに乗車。
さすがに6時台ということもあって、バスの中は観光客もちらほらいたのですが、程よく座席が埋まっている状況。
途中、鴨川や三十三間堂を通過します。
下車して巡ってみたい気持ちはあったのですが、今回は時間がないので仕方ありません。
6停車目の「清水道」のバス停で下車します。
ここで降りたのは私を含め4人ほど。
まだ人通りも車通りもまばらです。
少しバスが進んできた方向に戻るとセブンイレブンがあるので、飲み物を確保してから清水寺に向かうのもいいでしょう。
このセブンイレブンのすぐ先の「清水道」の信号を渡って、清水坂を登っていきます。
仁王門の景色も独り占めできる
清水寺の参道はまだ朝早いので開いているお店はありませんでしたが、参道の終わりに立派な朱色の仁王門が見えてきました。
参拝する人もまだ10人もいない程度だったので、ゆったりと仁王門を眺めて階段を登っていきます。
清水寺三重塔も朝日に照らされて壮大な雰囲気があります。
普段は普門閣をくぐる前に拝観券を購入する場所があるのですが、まだ早朝だったせいか普門閣をくぐった直後に拝観券を購入する窓口がありました。
そして、いよいよ清水寺の本堂です。
重厚感のある「国宝 本堂」の立て札が印象的です。
15年前も清水寺には来ているはずなのですが、全く本堂への道筋に記憶がありませんでした。
お堂には大きな偲りん(しのぶりん)がありました。
叩いてもいいと書いてあったので、早朝でまだ人も少なかったので叩かせてもらいました。
重いゴォーンという音が響いて、身体で音を感じるってこういうことなんだな、と思いました。
清水寺の舞台へ
お参りをすませて、いざ清水寺の舞台へ。
朝早いので、タイミングと角度さえ合えば誰もいない一人だけの清水寺の舞台を写真に収めることができます。
遠くの方に昨日見た京都タワーが見えます。
こんな写真が撮れるのも早朝参拝の醍醐味です。
反対側には阿弥陀堂と奥の院も見えます。
清水寺の舞台からは子安塔と音羽の滝も見えました。
お守りや御朱印などはまだ頂くことができないので、そこだけは注意ですが、本当に人がまばらでゆったりとこの景色を楽しむことができました。
清水寺の本堂から阿弥陀堂に向かう途中でえんむすびの神、「地主神社」があります。
初めて訪れたかのような気持ちで「あー、こんな神社もあるのかー」と思いながら歩みをすすめていました。
清水寺の舞台を写真に撮るには「奥の院」からがおすすめ
先ほど清水の舞台から見えていた阿弥陀堂が現れました。
国の重要文化財です。
ここでもお参りをします。
奥の院の前にも小さめの舞台が造られているので、清水寺の全体を眺めるのはここからの眺めは最高です。
清水寺の舞台も一望することができますし、下の木組みの土台も見ることが出来ますし、緩やかな湾曲を見せる屋根もじっくり観察することができます。
おそらく前回来た時には、人の流れに身を任せてゆっくり時間をかけて過ごすことが出来なったのでほとんど清水寺に行った記憶が残っていないという側面もあるんだと思います。
今回はなるべく時間をかけて、見学しました。
音羽の滝へ
奥の院から音羽の滝へ向かう一本道の脇にこの季節ならではのあじさいが色鮮やかに咲いていました。
裏の通りでは、茂っている木々のどこかでうぐいすが鳴いている声が聞こえました。
うぐいすが実際に鳴いている声を聞くのは何年ぶりだろう、と考えながら音羽の滝への道を歩きました。
音羽の滝のすぐ横には清水寺を眺めながらお茶ができるお茶屋さんの座敷があります。
ここでお茶をした記憶がうっすらと蘇りました。
そして音羽の滝。
音羽の滝の水は、神社などの入り口にある手や口を清めるための「手水舎」(ちょうずや)とは違い、「霊水」と呼ばれる神様のご利益をいただけるお水なのだそうです。
音羽の滝の最大の特徴はこの3本に分かれた筧。
正面から見て右手から「長寿」、真ん中が「恋愛や美容」、左手が「学業や出世」にご利益があるそうです。
1本だけ筧を選んで柄杓で汲んだ水を一口飲むと願いが叶うらしいです。飲み過ぎても効果は半減で、あれもこれもと筧の水を飲むのも効果がなくなるとのこと。
まずは滝の裏側に祀られている不動明王にお参りするのがマナー。
お賽銭箱も用意されているので、しっかりとご挨拶する必要があります。
意外と皆さん、後ろの不動明王には目もくれず柄杓を手にして水を汲んでいる方々が多かったんですよね。
私を含め観光客が多くて、知らない人が多いんでしょうね。
私は奇跡的にもこのお参りがきちんと出来ました。
しかし、3本の筧にそれぞれご利益が違うものがあることや一口水を口に含んで飲むことで効果があるなんてことは勉強不足で全然知らなかったので、多分一番左の「学業・出世」の筧を選んだような気がします。
そうでなければ、真ん中の「恋愛・美容」。
あんまり覚えていません。
一番欲しかったのは「長寿」だったのに、やってしまいました。
そして、水を口に含んで飲むまでやったかの記憶が曖昧。。
今度行く時は必ず長寿の筧の水を一口飲んで来ようと思います。
帰り際に写真をうまく撮れなかった三重塔と仁王門の脇にあった立派な龍を写真に収めて宿の朝食が終わる前に宿に戻りました。
清水寺
拝観時間: 6:00~18:00 または21:30(時期により異なります)
最寄のバス停:五条坂下または清水道
拝観料:一般 400円 小・中学生 200円
清水寺HP:https://www.kiyomizudera.or.jp/
一言メモ:拝観時間が早いので、6時直後の拝観がおすすめです。週末でもまだ観光客が動き出してないので人混みをさけてゆっくり観光できます。
駐車場はないので、電車かバスで行った方が便利です。
京都市内はバスがたくさん走っていて、今どの位置を走っているかをバス停に表示してくれているので分かりやすいです。
今回は時間の制約があったので、2つの観光名所しか回れませんでしたが、時間がない中でも京都観光ができるということが分かったのでとても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
普段京都というと、かなり身構えて観光しないといけないような印象があったのですが、意外とパッと行って十分観光できる場所だったんだと改めて思いました。